「皇室の家長」の言葉が重い理由
「これは国民の理解を得られるように努力しなさいと眞子さまに促されたとも受け取れるのです。皇室は天皇を頂点とした家父長制度的な慣習を残しており、女性皇族はご結婚で皇室を離れるのを前に『朝見の儀』に臨み天皇にお別れの挨拶をします。黒田清子さんは当時天皇だった父の上皇陛下に挨拶をされましたが、高円宮家の次女・千家典子さんも三女の守谷絢子さんも上皇陛下に挨拶をされています。上皇陛下は典子さんや絢子さんにとっては祖父の兄のご長男です。
一般的には遠縁ですが、皇室の家長という立場で天皇陛下は眞子さまについて、今や静かに見守っているだけではいられないとの考えに至られたのではないでしょうか」(同前)
眞子さまは前出のお気持ちの文書で小室さんとのご結婚について「生きていくために必要な選択」と言明され、秋篠宮さまはご自身の誕生日会見で「結婚することを認める」と応じられた。未だに小室家から国民に向けて納得のいく説明はなされていないが、婚姻関係が結ばれること自体は“既定路線化”されたと見る向きは多い。
眞子さまの「週3勤務」だけでは心許ない
「それにしても、おふたりはご結婚後、どうやって生活していくつもりなのでしょうか。眞子さまは、東大が所蔵する学術標本などを展示する施設『インターメディアテク』で特任研究員として働いており、最長で2024年3月31日まで勤務がお出来になるそうです。ただ、週に3日程度の勤務というその収入だけでは心許ありません。
小室さんは今年5月に米ニューヨークのフォーダム大学ロースクールを卒業し、7月に実施予定の現地の司法試験に臨むとみられています。秋には合否が判明するようですが、合格しただけでニューヨーク州の弁護士資格が得られるわけではないと聞きます。また、日本で弁護士登録をするにも米国で3年以上の実務経験が必要となるなどとされているそうです。小室さん自身の手でおふたりの生計を立てるには、まだまだ時間がかかる可能性があるのです。