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ロッテの歴代ドラ1の成績、調べてみたらすごかった

文春野球コラム ペナントレース2021

2021/03/31

「東京ドームの日本ハムvsロッテ、すぐ入れるし観に行かね?」

 たしか高校時代だったと思う。野球知識は基本パワプロで「小笠原、ミートもパワーもAで超使いやすいんだけど」くらいライトな野球ファンの自分がロッテにハマったのは。

 で、実際に試合を見てみたら――なんか応援楽しいし、福浦のバッティングフォームがキレイだし、ウォーレンがたまに(以下略)。

 そんなこんなでユルくロッテを見るのが好きだった。ボビー時代の2005年は痛快だったし、2010年・下剋上での日本一も職場で無駄に叫んでしまった記憶が……。ただここ数年は仕事の関係もあり、本拠地ZOZOマリンへ足を運ぶ機会が減っていた。そんなタイミングで、ひょんなことから文春野球・ロッテを率いる新任の近藤監督から「ぜひ近藤ロッテの一員としてご活躍を!」と“ドラフト指名”を受けたのである。

 ううむ、自分が引き受けていいものか……と思ったのだが、新規ロッテファン獲得のためにも「ロッテ豆知識」を探しつつ、球団の歴史をファン目線で学び直していけば面白いんじゃないか? ということで入団合意。かつての近藤ロッテ(90年代、リアルの方)などで“どこでも守った”五十嵐章人のような立ち位置で頑張りたいと思います、はい。

2008年以降のドラ1成績を調べてみた

 とまあ口上はともかく、開幕3連戦、あまりに泣ける結末だった。でもシーンごとに振り返ってみると、2戦目で藤原恭大がスーパーキャッチしてたし、3戦目もプロ初登板の鈴木昭汰が力投したし、中村奨吾が大学の先輩である和田毅からホームラン打ったし、安田尚憲がタイムリー打ったし……希望の光はあるはず。

 あれ? っていうか、みんなドラ1じゃん。

 と、近藤監督と3連敗のショックを忘れようとLINEして気づいたところで、栄えある初回のお題は以下に決定した。

「ロッテの歴代ドラ1、どんぐらいの成績残してるんだろう?」

 リサーチするのは本業でも結構やっている。ならば野球でも、ということで……現行のドラフト制度になった2008年以降のドラ1成績を調べてみた。

☆2008年以降の「ロッテ・ドラ1」通算成績(2021年3月28日時点の主な通算成績。※は引退)

<08年>
木村雄太※/1勝6敗1H 防御率5.24
<09年>
荻野貴司/777安打32本塁打214打点220盗塁 打率.280
<10年>
伊志嶺翔大※/236安打6本塁打59打点59盗塁 打率.242
<11年>
藤岡貴裕※/21勝32敗16H 防御率4.14
<12年>
松永昂大/16勝15敗1S135H 防御率2.91
<13年>
石川歩/63勝55敗5H 防御率3.56
<14年>
中村奨吾/579安打54本塁打245打点76盗塁 打率.250

 ロッテの何を誇りたいかって、この時代のドラ1がほぼ主力として定着していることじゃないだろうか。木村、伊志嶺、藤岡の引退は寂しいけど、一軍の主力に定着した選手が多いし、伊志嶺はルーキーイヤーに32盗塁をマークするなど、全く鳴かず飛ばずの選手も少ない。この時代は即戦力重視のドラフトだったのだろうけど、このドラ1主力定着率、他球団と比べても実はすごいことなんじゃないか。