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テレビ視聴に体温&CO2濃度測定も…スマホと使うとここまでできちゃう5つの機器

2021/04/09
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エアコンやテレビをスマホから操作するには「スマートリモコン」

「スマホから何でもできる」を実現するためにぜひおさえておきたいのが、スマートリモコンです。これを室内に設置しておけば、エアコンやテレビなど、さまざまな家電製品をスマホから操作できるようになります。さながら自分専用のリモコンというわけです。

 今でも一部のスマホは、赤外線のリモコン信号を発出できますが、対応するのは海外製のごくわずかなモデルだけです。このスマートリモコンは、スマホに代わってリモートで赤外線信号を発出してくれる製品で、テレビであればチャンネル変更やボリューム調整、エアコンであれば運転モードの切り替えや温度調整が行えます。帰宅前に外出先からエアコンをつけるという芸当も可能です。

スマートリモコン「Nature Remo mini」。実売価格は5,980円。自宅内に設置することで、スマホ経由でエアコンやテレビのリモコン操作が可能になります

温度計を装着すれば、スマホで手軽に体温測定

 スマホにはさまざまなセンサーが搭載されていますが、温度計を内蔵した製品はほとんどありません。スマホのポートに接続可能な温度計モジュールがあれば、スマホを使っての温度測定が可能になります。コロナ禍の現在であれば、日々の体温チェックに大活躍します。

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スマホ装着型のサーモグラフィーカメラ「Seek Thermal Compact」。実売価格は25,980円
被写体の温度分布をヒートマップで見ることができます。マイナス40~330℃と幅広く対応しますが、体温の微妙な差を計測するには適しません
こちらはスマホに付けるミニ温度計「HDL-ODK21004」。実売価格は1,500円前後。測定可能範囲は32~42℃で、体温を測るだけならばこちらで十分です

 測定可能な対象物は製品によって異なり、体温測定に限定したものもあれば、さまざまな無機物の表面温度を測定できる製品まで、バリエーションに富んでいます。スマホの画面にヒートマップを表示してくれる製品もあれば、本体に温度を数値で表示するだけの製品もあるなど、表示方法もさまざまですので、用途に合わせて選ぶことをおすすめします。