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コロナ禍で大活躍、二酸化炭素濃度をチェックすれば換気の目安がわかる

 室内の二酸化炭素(CO2)濃度を一定以下に抑えることは、快適な作業には不可欠です。また現在のコロナ禍では、部屋の換気を行う目安としても有用なことから、二酸化炭素濃度チェッカーは、業務用でも多くの製品が出回っています。

 スマホ向けの二酸化炭素濃度チェッカーを使えば、身近な場所での二酸化炭素濃度を手軽に測定できます。決まった場所で定点観測を行うのであれば、以前も紹介した据置タイプが最適ですが、さまざまな場所に持ち歩いて使いたい場合は、スマホ直結型の製品がおすすめです。本格的な業務用製品の導入にあたり、センサーの精度をクロスチェックする用途にも適しています(眠すぎるテレワークも「CO2チェッカー」で解消できる?)。

ヤグチ電子工業の「Pocket CO2センサー Lite」。スマホの画面で測定結果を表示します。実売価格は13,090円。Android専用で、iPhone/iPad用はありません

番外編:スマホのバッテリーをモバイルバッテリーとして活用する

 スマホは大容量のバッテリーを搭載していることから、外部デバイスの動力として使うこともできます。バッテリー残量が一定以上でないと給電されないなど、いくつかの条件を満たしている必要はありますが、USBで駆動可能な低消費電力のデバイス、例えばUSB扇風機などは、スマホに接続して駆動させることも可能です。またほかのスマホなどを逆充電(リバースチャージ)できる製品もあります。

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 スマホの場合、同時に電話などの待受をしなくてはいけないため、用途外でバッテリーをいたずらに消費するのは考えものですが、タブレットであればバッテリーの容量が大きいこともあり、かなり長時間の駆動が期待できます。特に災害時など、モバイルバッテリーが手元にない場合に、使えるようにしておくと重宝するでしょう。

Appleの「Lightning - USB 3カメラアダプタ」。実売価格は4,950円。一般的なUSB接続のデバイスを、iPhoneのLightningコネクタに接続できるようになります
USB扇風機など、USBで駆動可能な低消費電力のデバイスを駆動させられます(ただし相性あり)。Androidスマホの多くは、こうした変換アダプタ無しでの駆動に対応します