長そうで短かったペナントレース
村瀬コミッショナーから文春野球ペナントレースへのお誘いを受けてから早いもので、シーズン終了を迎えようとしている。開幕当初は半年という長丁場、ネタが続くのか? いやいやそんなことより、他チームは全て名の通った方々ばかりなのに、中日担当が立ち呑み系ドラ野球雑談家で、読者は受け入れてくれるのか? とちょいとビビりながら故障明けのピッチャーの如く、おそるおそる投げたものでしたが、今となっては“もう終わっちゃうの?”とちょいと調子づいている私であります。
ペナントレースをいかに戦うか。私の考えは不変でした。とにかく本音で勝負しよう。ストレートならば130キロも満たないようなスピードしか出ない原稿内容だが、晩年の星野仙一の如く、投げた瞬間相手を威嚇してビビらすぐらい情熱のこもったドラゴンズ愛をビシバシと炸裂させよう、ただそれだけを思い、書き綴ってきました。しかし書き始め当初は荒れた荒れた。吉見がエースに返り咲くしかないとか、開幕当初全く打てなかったゲレーロがチームの命運を握っているとか書いたところ、HITカウントは全く伸びず、Yahoo!コメントでは罵詈雑言の嵐。でも負けませんでした。ええ、しつこくドラゴンズラブ、略してドラブを続けましたよ。その甲斐あって徐々に読者の皆さんと心が通じ合ってきたように感じました。ツイッターでも多くの方々がフォロワーになって頂き応援してくれる。ありがたいことです。
ドラゴンズ一期一会
この文春野球を通じて読者の皆さんをはじめ、多くの出会いがありました。その中でも真っ先に声を掛けてくれて、5月にドラゴンズトークライブを誘ってくれたダイノジの大谷ノブ彦さんには感謝の言葉しかありません。このライブを通じて、ドラゴンズ愛の炎がさらに燃え上がり、同志も増え、その後のコラムペナントレースにどれだけ力になったか。一期一会とはよくいったもの。今ではそのライブで知り合った方とライングループでつながる仲にまでなりました。そしてライブ中に大谷さんがポロっと話したイベント案を実現させたのはまさに痛快の極み。ナゴヤドームの演出はどうも盛り上がらない。ならば勝手に森監督リスペクトゲームを行おうと。監督の代名詞でもあるサングラスを持ち込み、球団の許可もなく勝手に「グラサンデー」と題し、7回裏の燃えよドラゴンズ合唱時に参加者全員サングラスをかけたら面白いんじゃない? との企画を実際9月に挙行! ライングループ仲間と観客席に陣取り、スコアボードの大ビジョンへ思惑通りの7回裏ではなく2回表攻撃前に映し出されるというハプニングはあったものの、勝手イベント企画は盛り上がったものでした。このような他のお客さんに迷惑のかからない勝手イベントを今後も大谷さんのラジオ番組、CBCラジオ『大谷ノブ彦のキスころ』を通じて企画させてもらえればなと考えています。大谷さん、宜しくお願いします! ドラファンの皆さんもこりゃ面白い! と唸るような企画を番組へ送って下さい。
また8月にはフリーライター加賀一輝さんのお誘いで、東京・町田という全くドラゴンズと縁のない場所で行われたドラゴンズファン決起集会で、話す機会を頂きました。代打で登場頂いた大山くまおさんとここでは書けない危ない話を連発! お盆の真っ最中という日程にも関わらず来場して下さった方々と最後は一緒に飲んで酔っ払うというとっても最高の夜でした。まほろ座のオーナーには感謝の一言です。これからも東京のホームグラウンドとして大暴れさせて下さい! この半年で本当に多くのドラゴンズファンに出会えることができました。できれば来年は全国のドラゴンズファンに逢って話してみたい、そんな調子付いた考えも頭に浮かんでいます。それもこれもこの貴重な場を与えて頂いた村瀬コミッショナー、リーグ事務局の皆さんのおかげ。改めて御礼を申します。