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《今日死のうと思う 既読ありがとう》旭川14歳少女凍死 ネットの友人3名が明かした「イジメから最期までの600日」

《今日死のうと思う 既読ありがとう》旭川14歳少女凍死 ネットの友人3名が明かした「イジメから最期までの600日」

家族は「真相が一刻も早く究明されることを願っております」とコメント 旭川14歳少女イジメ凍死事件 #9

genre : ニュース, 社会

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ゲームでミスしただけで「私はダメな子だ」と塞ぎ込むように

 一方、爽彩さんはこの飛び込み事件をきっかけに、長期入院を余儀なくされ、同年9月には市内のX中学校へ転校。しかし、X中学校へもなかなか通うことができず、家に引きこもりがちな生活を送るようになった。医師からはPTSDと診断され、イジメのフラッシュバックに悩まされるようになった。

 自宅に引きこもりがちになった爽彩さんにとって、唯一の“居場所”となったのがネットやゲームの世界だ。学校に通えなくなった爽彩さんが、そこでだけ家族以外に「ありのままの自分」を見せていた。

爽彩さんがイジメをうけてから描いた絵

 前出のaさんは2019年4月に爽彩さんへのイジメが始まる以前から、爽彩さんとネット上で親交があった。そしてaさん自身もイジメ被害で苦しんだ経験があるという。

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「僕は『#コンパス』というオンラインゲームで彼女と知り合いました。チャットやネットの通話機能で、よく彼女と話をしましたよ。イジメの件が起こる前の彼女は、本当によく笑い、テンションが高く、話したがりの子だったのですが、あの事件以降は浮き沈みが激しく些細なことでもドーンって沈むようになってしまいました。例えば、ゲームで少しミスしただけでも『私はダメな子だ』と塞ぎこんでしまう。もともとネガティブな部分はあったけど、明らかに性格が変わってしまったんです」

「自分が悪い」「お母さんはできることは全部やってくれている」

 aさんは爽彩さんが地元の公園でイジメグループに囲まれ、自慰行為を強要されたことについても爽彩さんから知らされていた。さらに2019年6月に、爽彩さんが地元のウッペツ川に飛び込む事件を起こした後にも相談があったという。

ウッペツ川 ©文藝春秋

「事件からそれほど経っていなかったと思います。彼女から連絡がありました。最初の頃は自分のなかでも何があったか整理がついていないようでした。『こんなことや、あんなことをされた』って話したのですが、イジメた相手を悪く言うのではなく、『自分が悪いから』って。とても優しい子なんです。

彼女が受けたイジメの詳細を僕に打ち明けてくれた時も『ごめん、嫌な気持ちにさせちゃったよね』って、逆に僕を気遣ってくれた。誰かの悪口を言う子ではなかったです。彼女のお母さんについても『お母さんはできることは全部やってくれている』と感謝していました」

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