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星野仙一さんから松井裕樹投手まで…約10万個所有のコレクターが綴る“楽天ガチャ”の世界

文春野球コラム ペナントレース2021

2021/06/02
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松井裕樹の気持ちを奮起させたのは小学生の一言?

 実は、楽天生命パーク宮城では球場限定ガチャが販売されています。

©ワッキー貝山

 1回500円で、選手のイラストバッチが当たります。運が良ければ、カプセルには入り切れない大きさのアクリルスタンドフィギュアや選手名前ボードなど、ファンにはたまらないレアグッズがゲット出来ちゃうんです。

 おんちゃんも早速チャレンジ! 1回目はなんとおっ? あ? 浅村選手?? ユニフォームを脱いだ姿だったので、一瞬頭に「?」の文字が浮かびましたが、じっくり眺めるとそっくりじゃん! 3塁側の観覧車のイラストもデザインされていて、ニンマリしちゃいます。

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 続いて2回目! カプセルには紙一枚……。

「おめでとうございます~!」というスタッフのリアクションに多少戸惑いながらも、直径18cmの弓削バッチ! 特大バッチにいい年したおっちゃんも思わずガッツポーズ! 小学生に戻った気分になりますな。

©ワッキー貝山

 小学生というキーワードで思い出すのが松井裕樹投手のこと。

 5月9日にシーズン9個目のセーブを記録し、通算150セーブを25歳6か月で記録し、一軍公式選で、歴代最年少で達成した松井投手。今シーズンは早くも14セーブ(6月1日現在)を記録。38セーブで初タイトルを獲得した2019年に匹敵するスピードでセーブを積み上げています。

 実は私、松井投手とは何度か現場を共にしていています。ファン感謝デーでは、イニング間ゲームイベントの年間成績優勝者発表のゲストとして登場。屈託のない笑顔で、スマホをタップし笑いを起こす姿は、毎年の恒例行事となっております。

 そんな松井投手の気持ちを奮起させたのは、ある時のチーム報告会での出来事が関係しているのではないかと。選手への質問タイムに、登場した小学校低学年の男の子が一言……「来年は球をいっぱい投げないようにお願いします」と。抑えのピッチャーとして長くマウンドで投げられるとハラハラして見ていられず、パシッと仕留めて下さい、という事を言いたかったのでしょう。松井選手は少し顔を赤らめて「頑張ります」と返答していました。その翌年が初タイトル獲得の年。あの小学生の放った一言が今の松井投手の原動力になっているに違いないでしょう。

 そして今シーズンも私は、小学生に戻った気分で500円玉を握りしめて松井投手の球場限定ガチャをGETしにいこうと思うわけです。

 以上、ガチャガチャした話ですみませんでした~。んでね!

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