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《北海道・防衛省技官が“抗議の自殺”》妻の不貞、親権絶望で「持たないかも」…寝取った相手は自衛隊OBの市議(72)

妻と千歳市議が不倫 夫が“抗議の自殺”をしていた #1

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「これまでA子さんは義姉として、とても尊敬できる存在でした。それがこうなったわけですから、もちろんA子さんに対しても怒りはあります。ただ、やはり家庭を壊した(義姉の不倫相手である)香月氏が一番許せません。兄が不倫に気付いて離婚調停となり、兄はずっと子供の親権を巡りA子さんと戦ってきました。その間、理由をつけられて子供にはほとんど会えず、兄は傷つき、疲れて、命を絶ちました」(同前)

 康平さんの遺体は5月6日の明け方、その林道にバードウオッチングに来ていた夫婦が発見したという。

康平さんが自殺した現場 ©文藝春秋/宮崎慎之輔

「兄が林道まで乗っていった車や自宅には、複数の遺書が残されていたと、警察から聞きました。遺書は妻のA子さん、職場の同僚、弁護士、警察、そして母親と妹の私に向けたものがあったそうです。ところが、私たちが兄の家に着いた時にはすでに母と私宛ての遺書はなく、未だに私たちはその遺書を見ることが出来ていない状況です」(同前)

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「自衛隊家族会」道央地域の会長

 では、妻・A子さんの不倫相手、香月氏とはどんな人物なのか。2005年に千歳市議に初当選し、現在4期目の議長経験もある大ベテラン。妻帯者で、成人になった子供が複数いる。

千歳市内にあった香月氏の看板 ©文藝春秋/宮崎慎之輔

 陸上自衛隊時代は、第1特科群第103大隊の大隊長、第1地対艦ミサイル連隊の副連隊長を歴任。自衛官OBの地元市議として、康平さんの勤務地である陸上自衛隊東千歳駐屯地にも影響力を持ち、技官の康平さんにとっては“雲上人”とも言える存在だったという。

「香月氏は、自衛隊の家族らによって構成される『自衛隊家族会』で、道央地域の会長を長年つとめている。自衛隊票をがっちり抑えていますから、市議選では毎回、上位当選しています。72歳ですが、毎朝ジョギングやジムで身体を鍛え、『あと2期はやる』と豪語しているとも聞きました。官房長官時代の菅総理に首相官邸で会って、自衛隊の基地の現状について説明したこともあったそうです」(地元紙記者)

香月氏のTwitterより

 自身のツイッターのプロフィール画像にも、菅総理とのツーショット写真を掲げる香月氏。地元・千歳の繁華街でも名の知られた存在だった。A子さんと一緒にいる姿を目撃した地元飲食店の店員が語る。

「昔から、居酒屋、小料理屋、スナックなどで“武勇伝”をいろいろ聞きました。最近ではA子さんが居酒屋に出勤していた頃はよく現れて、ラストまで残って口説いていました。2人の関係は有名で、A子さんも『パパ』と呼んで、2人で親しげに歩いているところも見ました」