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JPX・横山隆介CIOに聞く DX時代のCIOに求められる「2つの役割」とは

日本取引所グループ・横山隆介CIOインタビュー #2

早稲田大学の落研出身。今も新作落語が好き

――あの、全然違う話をうかがいますが、大学では落研(落語研究会)だったんですよね。現在のお仕事につながっていることはありますか?

横山 いやあ、全然つながってないんじゃないですかね。まあ、ものすごくこじつけると、ああいった記者会見の場で物怖じしない、ということにつながるのかもしれませんが、やっぱりものすごいこじつけですよね(笑)。

――早稲田の落研ですから、落語研究でもおなじみの近世文学者、興津要教授が顧問だったと思うのですが……。

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横山 直接お話しするようなことはなかったんですが、落語会のパンフレットに文章を寄せてもらうような関わりはありました。中学・高校の時には興津先生が監修した落語全集を愛読していましたから、ちょっと畏れ多いような存在でしたかね。

――(三遊亭)円丈師匠がお好きなんだとか。

横山 僕が高校の時に『花王名人劇場』でブレイクした一人が円丈師匠。「グリコ少年」「悲しみは埼玉に向けて」……大学時代は追っかけしてました。

――今は誰推しですか?

横山 (三遊亭)白鳥師匠が好きなんですよ。円丈師匠のお弟子さんの。この前、文春落語の配信で(柳家)喬太郎師匠が「牡丹灯籠」演った回、ゲストが白鳥師匠でしたよね。観ましたよ。面白かったなあ。

 

――円丈から白鳥へということは、相当新作落語がお好きなんですね。

横山 (柳家)さん喬・権太楼の古典も好きなんですが、やっぱり新作好きですね。まあ、私がCIOになっているなんていうのは、新作落語以上の奇想天外さだと思いますけどね。若かりし自分に、CIOやってるって話しかけたら絶対に驚くと思いますよ(笑)。

写真=末永裕樹/文藝春秋

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