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ちょっとした“演出”で雅子さまも満面の笑み

 カメラマンの河崎文雄さんは、週刊誌「女性自身」で昭和の時代から、35年にわたり皇室の方々を撮影し続けてきた。2003年に兵庫県「みどりの愛護」のつどいで撮影した一枚。

兵庫県・淡路島は、息を吹き込むと細い紙風船が飛び出す「吹き戻し」では日本一の産地。会場にあったおもちゃの「じゃんけんピーヒャラ」に両陛下が関心を持ってくださると考えた河崎さんは、展示していた人に「おふたりがこられたら、やってみませんかと勧めてください」と頼んだという。「ピーヒャラでじゃんけんしたら陛下がパー、雅子さまはチョキ。『雅子さまの勝ちです』と言われた瞬間に、おふたりが声をあげて大笑いされたところを写真に収めました。ここまでの笑顔は私も拝見したことがなかった」(河崎さん) ©河崎文雄

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「雅子さまは、普段から天皇の一歩後ろを歩かれるので、いいツーショットを撮るにはちょっとした“演出”が必要です。この時は、淡路島の郷土玩具の“じゃんけんピーヒャラ”を吹いていただくようお願いしてみました。そうしたら、本当にやってくださり、天皇はパーを、雅子さまがチョキを出し、満面の笑みを浮かべられたのです」