1ページ目から読む
2/3ページ目
芹沢VS 近藤 一触即発の危機
筆頭局長となった芹沢の、傍若無人な振る舞いが目に余るようになる。ある日、料亭で酔った芹沢が「亭主を呼べ!」と暴れ出した。同席した土方が機転を利かせて亭主を逃がしたが、それを察知した芹沢は、土方の首に刃を向ける。
新選組結党から5か月目、芹沢派が途方もない「いたずら」をした。会津藩から借りている大砲を持ち出し、豪商の下に押しかけて蔵に鉄の玉を打ち込み、御用金1万両を脅し取ろうとしたのだ。
大坂に巡察に行った時のこと。酔った相撲取りが新選組一行に通せんぼをした。芹沢は制止する近藤を振り切り、力士を一刀両断にしてしまう。その後、怒った仲間の力士40~50人が仕返しに現れ、新選組との大乱闘に発展してしまう。
芹沢は商人・菱屋太兵衛に多額の金を借りていた。菱屋は借金の催促をするために、妾のお梅を新選組屯所に遣わす。お梅の美貌は隊内でも評判になったが、芹沢はお梅を手込めにしてしまう。ところがその後、お梅は芹沢の寝所に通うようになり……。