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芸術的な石垣も大きな見どころ

 揚木戸門跡北東側の約17メートルもある高石垣、神業のように芸術的なカーブを描く乾門東続櫓続東折曲塀(いぬいもんひがしつづきやぐらつづきひがしおれまがりべい)の石垣など、高石垣の美も堪能できます。

 全国でも現存例が少ない貴重な登り石垣も見ものです。南北2本の登り石垣があり、南側はほぼ完存しています。大手門から二の丸史跡庭園の南東櫓にかけて本丸と二の丸を結ぶ山の斜面に、全長約233メートルに渡り築かれています。

乾門東続櫓続東折曲塀の石垣
本丸と二の丸を結ぶ登り石垣

撮影=萩原さちこ

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 松山城をめぐる旅の模様は、「文藝春秋」8月号の連載「一城一食」に掲載しています。