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「ジェルを股に塗られ…」50代工場社長が“愛人の小学生娘”を数年間、性のはけ口にしていた卑劣犯行の真相《大阪・少女強制性交》――2021上半期BEST5

「ジェルを股に塗られ…」50代工場社長が“愛人の小学生娘”を数年間、性のはけ口にしていた卑劣犯行の真相《大阪・少女強制性交》――2021上半期BEST5

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母親に手紙で打ち明けて発覚。自殺も考えていた

 B子ちゃんは、ヤマモトから性被害にあった当初、母親のA子さんに相談したことがあったという。

「B子ちゃんはヤマモトと一緒にお風呂に入った際に、ヤマモトからわいせつな行為をされ、『指を入れられお股が痛い』と母親に告白したのです。驚いたA子さんはヤマモトを問い詰めたが、ヤマモトは『濡れ衣だ』と逆ギレし、A子さんは言い負かされてしまった。当時、A子さんはヤマモトを信頼しきっており、それ以上追及できなかったようです。以来、ヤマモトはB子ちゃんに対して、『絶対誰にも言うな』と脅しめいた口止めの言葉を発して、A子さんに助けを求めぬよう恐怖に陥れたのち、わいせつ行為を続けていました。

 しかし、ヤマモトの性暴力に耐え切れなくなったB子ちゃんは、2019年、ネット上で知り合った友人に相談した後、母親に宛てた手紙で、これまで自身がヤマモトから受けてきた性被害について告白し、自殺を考えていたことも打ち明けたのです。A子さんとB子ちゃん親子は、互いに涙を流し、A子さんは警察へ通報。捜査が進められた結果、2019年夏にヤマモトは逮捕されたのです」(同前)

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大阪府警本部 ©istock

取締役をしていた先代の息子を社外に追い出し、実権を握った

 逮捕後もヤマモト被告は容疑を否認し続けている。一体ヤマモト被告とはどんな人物か。

 ヤマモト被告が経営する工場の元従業員によれば、ヤマモト被告は身長180センチと大柄な体型で、プラチナのネックレスを常に身に付けていたという。工場では日常的にヤマモト被告の怒声が響き、従業員から恐れられていた。元従業員が続ける。

ヤマモト被告が経営していた工場の内部の様子

「ウチの工場はもともとヤマモト被告とは別の、昔かたぎの職人が経営していた大手金属加工会社の下請け会社でした。職人たちが丁寧に仕事するから、下請け単価も高く、親会社からの評判も良かった。しかし15年前、その社長が亡くなり、後妻であるC子さんが会社を継ぐことになったのです。このC子さんが工場に連れてきたのがヤマモトでした。『先代とは釣り仲間だった』と言っていたヤマモトは、いつの間にか経営にまで口を出すようになり、跡取り候補で取締役をしていた先代の息子を社外に追い出し、あれよあれよという間に実権を握ってしまった」

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