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茂木敏充 人づくり革命担当相
「産業界から人材を受け入れるなど実社会で評価されている大学に限定すべきだ」

毎日新聞 10月28日

茂木敏充氏(写真右) ©EPA=時事

 記者会見で「真に必要な子どもたちには高等教育を無償化していく」と語った安倍首相(時事ドットコムニュース 11月1日)。「真に必要な子どもたち」が誰のことなのか、よくわからなかったのだが、茂木人づくり革命担当相は無償化の対象となる学生の進学先を限定する方針を明らかにした。仕組みや基準は今後検討されるが、大学の差別化につながるとして、大学側からの反発が予想される。

 茂木氏の発言を受けて、社会学者で明治学院大学教授の石原俊氏はツイッターで「財界等からの理事や教員の受入状態を基準に国が学費減免大学を選別方針。決定的な大学破壊になる」と痛烈に批判した(10月28日)。加計学園が選ばれちゃったりしたら大事だ。

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不快感をあらわにした小泉進次郎氏 ©文藝春秋

小泉進次郎 自民党・筆頭副幹事長
「議員の数が信頼を物語っているとは思えない」

テレ朝news 11月1日

 教育無償化の財源で足りない3000億円について、安倍首相が自民党内での議論を経ないまま「企業の皆さんにお願いしたい」と発言したことについて、小泉進次郎議員が「党は何にも聞いていないですからね。このままだったら自民党は必要ないですよ」と不快感を表明した。

 さらに「議員の数が信頼を物語っているとは思えない」とも発言し、安倍首相が国民の厳しい目に向き合うよう求めた。小泉氏は衆院選直後の単独インタビューでも「議席の数ほど信頼回復できてないと思っている」などと発言している(ホウドウキョク 10月22日)。石破茂氏が勢いを失った今、与党内野党の立場を担うのは小泉氏になるのかもしれない。

橋下徹 前大阪市長
「こんな丸山が日本維新の会にいる限り、日本維新の会は衰退する。こんな丸山を支持する有権者がいる限り、日本維新の会は衰退する」

ツイッター 10月26日

丸山氏ばかりか支持者までも批判した橋下氏 ©文藝春秋

 日本維新の会の創設者であり、前大阪市長の橋下徹氏が、党代表選の必要性を唱えた丸山穂高衆院議員のツイッターでの言葉遣いに対して激怒した。「丸山のボケ」「役立たずのボケ」「米つきバッタ」「最悪な国会議員」などと痛罵した橋下氏だが、丸山氏の支持者に対しても「丸山を支持しているような支持者が多い政党は絶対に勢力は拡大しない。かつての在特会のようなもの」と徹底批判した。丸山氏は「もはや耐えられない」と離党届を提出している(産経ニュース 10月31日)。

 丸山氏は「共謀罪」法の国会審議で「足を引っ張ることが目的の質疑は必要ない。直ちに採決に入って頂きたい」と訴えて採決の強行を促したことで知られている(朝日新聞デジタル 10月13日)。