安倍晋三さんが「最強のセールスマン」である意味
そんなアレなトランプさんを歓待する我が国日本、そりゃあもう国民は街角や駅のゴミ箱を封印され、道のあちらこちらで車を停められながら歓迎の意を示すわけですよ。トランプ大統領万歳、と。ほら、僕たちみんなこんなに不便ですよ、と。ゆっくりしていってね、と。
迎え撃つのは、国民からの不支持理由が相変わらず「人柄が信頼できない」が最多の我らが総理大臣、安倍晋三さんです。日本が誇る最強のセールスマンであり、衰退間近の日本を支える豪運の持ち主であります。さすがに世界のウォッチャー達もこの安倍晋三さんを「猛獣使い」にたとえるほど、何というか非常にアレなトランプさんを真正面から受け止めます。私ね、日本という一個の国の運命を背負ってアレの相手をする安倍総理の心情を思うと、河野太郎外相や官邸・外務省の周辺のスタッフを含めてもう少し褒めてやったほうが良いと思うんですよ。
いくらアメリカの大統領でも凄いアレですよ、あのトランプさん。それを飛行機で飛んできたトランプさんをゴルフ場で出迎えて昼飯一緒に食ってさんざんゴルフして帰ってきて晩飯一緒に食って打ち合わせして「おやすみ」っていって翌日は式典に一緒に出て鯉に餌やるんでしょ、ドバーッと。迎える側も、普通の神経なら胃に穴が開くわ。一ダースぐらい穴開くわ。たぶん、トランプさんは安倍ちゃん好きなんだと思うんですよ。普通の人は「人柄が信頼できない」と思うような安倍ちゃんでも、トランプさんは好きになってくれて、北朝鮮に一緒に立ち向かうぞって言ってくれて。最高じゃないですか。
これはもう、歴史の特異点なんだと割り切るしかないのです
トランプさんを歓待した我が国に対して、アメリカの心ある人たちは日本の対応はやりすぎだとか、トランプなんてもてなしてもしょうがないとか言ってくるんですけど、でもお前らが選んだ大統領がトランプさんなんだからな!! 紛うことなきアメリカの元首であり最高責任者があのトランプさんなんだからな!!! なんでアメリカ人に私ら日本人がDISられなければならんのです。製造物責任でアメリカで引き取って責任持って処分してくださいよ。
これはもう、歴史といういろんな波が輻輳してできたちょっとした渦みたいな特異点なんだと割り切るしかないのです。トランプさんはアレだし、安倍総理はああだけど、結果として最高の仕事はしてくれた。なんか日米関係、凄く良さそうじゃん。嫌な予感しかしないけど。その視線の向かう先は、アレな雰囲気の北朝鮮だし、さらにアレな野望に満ち溢れた中国なわけですよ。これはヤバイ、マジヤバイ。