天達武史気象予報士:
台風の進路などを見ていきたいと思うんですけれども、この台風が中心の西側を通る可能性(上陸コース)としては、かなり低いです。低くなってきました。ただ、油断は出来ないんですよね。まだ予報円の西側を通った場合は暴風雨に加えて、大雨の危険性があります。では、可能性が高いのはどこかと言いますと、予報円の中心を通る伊豆諸島コースです。
天達武史気象予報士:
この伊豆諸島コースを通った同じような勢力の台風では、2013年の台風26号が挙げられます。今回よりも強風域の広い台風や前線の影響で、伊豆諸島の伊豆大島で記録的な大雨になりまして、夜中に降った影響で、1日で800ミリを超える記録的な大雨になりました。大規模な土石流が発生してしまったという危険のある台風ですから、この、真ん中のコースを通った場合、特に伊豆諸島そして関東の沿岸部も暴風域に入ってくる可能性があるので警戒が必要です。
特に夜遅い時間、木曜日から金曜日にかけて、警戒が必要になってきますので、水曜日までに早めの備えをお願いしたいと思います。
いつ警戒が必要か?
台風16号のピークはいつごろなのでしょうか?
天達武史気象予報士:
ピークの予想、週間予報で見ると、特にいまは東北から東海地方の静岡あたりまで、この段階では気をつけていただきたいと思います。今回の台風はスピードが急に速くなってきますので、木曜日の後半から急に雨風が強まるという可能性があります。まずは、伊豆諸島、さらに東海、関東、東北へ特に金曜日を中心に交通が大きく乱れる可能性が中心から西側を通った場合、考えられますので、早めの対策をお願いします。今後、最新の台風情報をご確認ください。
(めざまし8 9月27日放送より)