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 好きな食べ物は牛タンで嫌いなものは即答で「トマト!」。休みの日は自宅でゴロゴロ。最近はなかなか行けないがサウナも好きだ。12分3セット。サウナに入って水風呂に入って休憩を繰り返す。睡眠時間は8時間から9時間。勉強家の一面もあり、栄養学や身体に関わる本を読み漁る。「移動の時とか遠征先のホテルでよく読みますね。これが体にいいとか、これは体に悪いというような見出しの本があるとついつい手にとってしまいますね」と話す。

心の支えとなった中学時代の先生の言葉

 子供の時からプロ野球選手になることに憧れ、当時の憧れの選手はイチロー。倉敷マスカットスタジアムで試合を何度か見たことがある。小学生の時にはイチローのキャップも被っていた。プロ野球選手になるために心の支えとなったのは中学校2年生の担任の先生に言われた言葉。「無限の可能性を信じなさい」。陸上選手でもあった先生の言葉はスポーツが大好きな中学時代の岡の心にスッと入ってきた。

「すごく印象に残っている。こうやって今でも思い出せるぐらいですからね。とても影響を受けた先生です」と岡。

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 どんな時も無限の可能性を信じ続けた岡は地元の名門・倉敷商業高校に入学。高校3年夏は4番投手で甲子園に出場。大学は明治大学に入学し投手と野手の二刀流選手として活躍し2年秋と4年春秋に優勝を経験し2013年ドラフト3位でファイターズに入団。16年の日本一に貢献し2018年にトレードでマリーンズ入りしミラクル岡として崇められる存在となっている。そんな岡のポテンシャルを誰よりも評価しているのは井口資仁監督。「三拍子そろった選手ですぐに1億円プレーヤーになれる選手。足も速いし肩も強い。凄い身体能力を持っている選手」と絶賛する。

 今季ここまで6本塁打中3本塁打は9回二死と追い込まれてからの起死回生弾。2発がサヨナラ弾で一つはチームの負けを消す貴重な同点2ラン。優勝争いを繰り広げるマリーンズにおいて無限の可能性を信じる男が幾度となく土壇場でチームを救ってきた。中学校の卒業式以来、先生とは会っていない岡だが、今の優勝を目指し活躍する姿をきっと喜んでいる事であろう。

 最後になるが、岡は意外にもゴルフは得意ではない。あのパワーならさぞかしドライバーを飛ばすと思いきや「基本的にドライバーは使いません。超スライスしてしまうので……」とのこと。バットを手にボールをフルスイングすれば、まっすぐスタンドまで飛ばしてしまう才能を持つがドライバーを手にするとボールは右に大きくカーブを描いて飛んでいき、特大OBとなってしまう。ティーグラウンドでやっちまったという顔をする岡の表情が想像できる。早口で野球以外は、ちょっと不器用なところもまた岡大海の魅力である。

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