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久々の高級な食事で、完全に心を許してしまい…

 そのまま流れで、夕食もご馳走になることに。久々の高級な食事にテンションが上がってしまい、男性に心を許す莉子。「最初は怖かったけど…ちゃんと話したらすごくいい人でよかったです」

 さらに今日の派遣切りのことを思い出して、泣き出してしまう。

「悪いのはあなたです」より ©文藝春秋

「僕が莉子ちゃんの彼氏だったら絶対そんな不幸にはしないのに…」男性はそう言いながら、莉子に1万円を渡す。

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「莉子ちゃんが少しでも元気になるならなんでもしてあげたいよ」

 お金をもらってしまい、いよいよ帰れなくなってしまった…。

 流されるままホテルに行き、「たまにはこんな日があってもいいのかな」と思いながら、莉子は男性と一晩を共にしてしまう。

「悪いのはあなたです」より ©文藝春秋

目が覚めると、既に着替えた男性の薬指には…

 翌朝、莉子が目を覚ますと、既にスーツに着替えて部屋を出ようとする男性の姿が。しかもよく見ると左手の薬指には指輪をはめている。「結婚してたんだ…」と、莉子はショックを受ける。

「悪いのはあなたです」より ©文藝春秋

 自己嫌悪に苛まれながら、ホテルを後にする。莉子は、あの男性が自分を生きづらい世界から救ってくれるのでは、と一瞬でも期待していたのだった。

 住んでいるアパートに帰宅した莉子。

「おい莉子どこ行ってたんだよ。もう12時じゃん」

「悪いのはあなたです」より ©文藝春秋

 莉子の視線の先には、二日酔いでダウンしている男がいた。莉子は同棲中の彼氏・タクマがいながら、流れるように既婚男性と一夜を共にしてしまったのだったーー。

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ふせでぃ

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