コロナの影響で保護猫も「譲渡会」から「お見合い」形式に
以来、保護猫サイトを日常的に見るようになったフナカワさん。ある日、沖縄からやってきた2匹の兄妹猫「あわもり」と「べにあわ」に惹かれます。
今は家も十分に広いし、いつでも猫を迎えられる!と、今回はすぐに保護猫のオーナーに連絡。ちょうど新型コロナウイルスが猛威を振るい始めた頃で、「このご時世なので譲渡会ではなく、個別でお見合いを行っています」と返事が。
「お見合い」という響きにドキドキしながらも、当日、オーナーさんと最寄り駅で待ち合わせます。
フナカワ メールの返信が早くて、文章もかっちりしてる方で緊張したのですが、実際に会ってみたら温厚なオーナーさんで安心しました。場所は前回みたいな共有スペースではなく、普通の一軒家。緊張しました。猫に会う前に手足を消毒して、今度はきちんと個人情報や家の間取りを記入して提出しました。
「オーナーさんとは今もLINEでやりとりをしています」
現在、保護猫2匹と暮らしているフナカワさん。今もオーナーさんとはLINEで繋がっているそうです。
フナカワ 正式に引き取ることが決まった後、オーナーさんとLINEを交換して、今もやりとりが続いています。譲渡してから数ヶ月は、猫の様子を写真で送る決まりになっていたんです。わからないことがあったらいつでも連絡できるのが助かりました。あとは、別の保護猫がケガをして手術することになった時、輸血を募る連絡が回ってきたことも。こういう風に協力しあえるのはすごく良いことだと思います。
保護猫と暮らし始めて1年半。マンガでは赤ちゃんだった2匹も、今は大きく成長しています。
フナカワ 自分で一から飼い始めたのは今回が初めてで、わからないことも色々ありました。何かとお金がかかるし、病気すると心配だし……。でも、2匹とも性格が違って楽しいし、色々な表情を見せてくれるのでとにかく可愛いです。
フナカワさんの猫愛があふれる「あざらし、猫をかう。」は文春オンラインで一部の話を公開中。11月10日発売の単行本『オレアザラシの食う寝るにゃんこ』にも収録されています。