昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「空き地の土管に子猫がいっぱいいて…」マンガみたいな猫の拾い方をした作者が、猫マンガを描くまで

『オレアザラシの食う寝るにゃんこ』フナカワさんインタビュー(1)

2021/10/20

source : 文春コミック

genre : エンタメ, 読書

遊んでいると友達から「猫見てるよ」と言われたことも

 僕が家の裏にある公園で友達と遊んでいると、みーちゃんがベランダからずっとこちらを見ていました。当時は友達から「ふな」って呼ばれていて、遊んでいる最中に「ふなん家の猫見てるよ」って言われたりしたことも。可愛かったですね。外が好きだったんだろうなあ。

 14歳まで生きて、亡くなった後は家族全員ロスになってしまいました。学校帰りにペットショップへみーちゃんに似た猫を見に寄ったり、日中にみーちゃんに似た柄の猫を見かけたら、その日の夜、家族一緒にその猫を探しに行ったりして…。その時は自分も20歳を過ぎて全員いい大人だったのに、相当参っていたんだろうな…と思います。

©文藝春秋

 高校卒業後に専門学校に入って、その頃に「チャンミー」という名前の、みーちゃんを元にしたキャラクターを作りました。Twitterのアカウントを作ったのは学校の卒業展示の最終日でした。文化祭でチャンミーのグッズを作って売っていたので、ある程度みんな知ってくれていたみたいで、最初から30~40人くらいフォローしてくれていたんです。それで頑張ろうって思ったのかな。卒業して会社員になったあとも並行して描き続けていました。

©文藝春秋

 単行本に収録したマンガにも描きましたが、みーちゃんの優しいところがチャンミーにも出ていたら嬉しいです。

ーー会社員時代に作ったのが「オレアザラシ」で、よりフナカワさんの分身的な立ち位置ですよね。

 はい。今はフリーですが、会社員時代のことを「オレアザラシ」でマンガにしていることもあります。土日疲れて何もできなくてピザを取った話とか、残業の話とか。チャンミーでは描けないことばかりです(笑)。

フナカワさんの分身的なキャラクター・オレアザラシ。©文藝春秋

 フナカワさんのコミックエッセイ『オレアザラシの食う寝るにゃんこ』は11月10日に発売です。現在予約受付中。

 こちらのコミックエッセイに収録している連載「あざらし、猫をかう。」も一部公開中です。

オレアザラシの食う寝るにゃんこ (文春e-book)

フナカワ

文藝春秋

2021年11月10日 発売

この記事の写真(7枚)

+全表示

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春コミックをフォロー