「事実上の“クビ宣告”を、いきなり叩きつけた。功労者に対して酷い仕打ちです」
日ハム・稲葉篤紀GM(49)に球団関係者はこう憤りを露わにする。
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GMの言うことに監督は口出しできない
「ビッグボス」を自称する新庄剛志監督(49)が破天荒な公約と奇抜なファッションなどで、連日話題を振りまいている日ハム。
「今季は中田翔選手の暴行問題があり、試合前の円陣で人種差別発言があった動画も拡散。悪いイメージを払拭するのに躍起です」(スポーツ紙記者)
18日には人気番組『芸能人格付けチェック』(テレ朝系)に、新庄監督と稲葉GMが出演することも発表。新庄監督はインスタグラムで〈稲葉GMあっちゃんを強引に誘いOKもらいました〉と、和気藹々とした雰囲気をアピールした。しかし、「2人の関係は特に良いわけでは無い」と前出の記者は語る。
「日ハムはフロント主導の球団。GMの言うことに監督は口出しできません。栗山英樹前監督も、選手の獲得情報などをGMから事前に伝えられたが、基本的にNOと言うことはなかった」
新庄監督も例外ではない。
「コーチ人事で意見が対立することもあったが、稲葉GMと吉村浩チーム統括本部長が主導して決めた。いいように操られているのです。それが如実に表れたのが、大田泰示外野手、西川遥輝外野手、秋吉亮投手との契約でした」(同前)
事件が起こったのは16日午前。秋季練習中の鎌ケ谷スタジアム内の一室に、大田、西川、秋吉の3選手がそれぞれ呼び出された。