クリスマスが迫る中、プレゼントとしても人気だという磁石の粒が集まった知育玩具の「マグネットボール」や「マグネットキューブ」。

 

そんな中、マグネットボールやマグネットキューブを小さな子どもが誤飲する事故が多発していると、消費者庁が注意を呼び掛けている。

 

国民生活センターによると、2010年12月以降に医療機関ネットワークに寄せられた、子どもが磁石を誤飲した、もしくは誤飲したと思われる事故の情報は124件。

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誤飲すると小腸に穴があくことも…

ある事例では、嘔吐を繰り返していた1歳9カ月の女の子の腸内から直径3ミリの磁石37個が見つかり、摘出。小腸に穴が開いていたという。

 

手の指を挟んで磁石をつけてみると、指を振っても落ちないくらい強力に接着されている。

 

マグネットボールの多くで使われるというネオジム磁石の磁力は、一般的な磁石の10倍以上で非常に強力だという。

 

そのため、2個以上飲み込むと磁石同士がくっつき、腸管を挟んでしまう状態になる。さらにそのまま動かなくなって排出されず、海外では複数の死亡事故も起きている。

 

実際にマグネットボールを飲み込んだ子どものX線写真には、磁石の粒がいくつも連なり、お腹のあたりで固まってしまっていることがわかる。

 

こうした事故について親たちは…

子どもを持つ親A:
恐いです。何でも口に入れるので、(子どもが)小さい時は

子どもを持つ親B:
他人事ではない。(親の)見守りが必要かなって

 

「マグネットボール」遊ぶ際の注意点は…

こうした「マグネットボール」などで遊ぶ際の注意点について、医師は…

クリニックばんびいに時田章史院長:
必ず目の届くところで保護者がきちっと監視して遊ばせてほしい。それから、遊ぶ前と遊んだ後で数が減っていないかどうかを確認することが大事

 

また、誤飲が疑われる際は、かかりつけの医師に速やかに相談してほしいという。

(「めざましテレビ」12月13日放送分より)