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「口と性器から薬を入れた」28歳の既婚者女性を覚せい剤中毒死させた72歳“悪徳税理士”の驚くべき主張――2021年BEST5

「口と性器から薬を入れた」28歳の既婚者女性を覚せい剤中毒死させた72歳“悪徳税理士”の驚くべき主張――2021年BEST5

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「薬を口と性器から入れた」

それでも裁判では、石原被告は無罪の主張を続けた。

「家についてテレビを見ていたら五十嵐さんの飲酒ペースが徐々にはやくなり、日が暮るころにはベッドの上で飛び跳ねていた。何かを口にしていたと思ったら、しばらくして持病のてんかんの発作を起こした」

石原被告 NNNニュースより

 さらに五十嵐さんが全裸だったことや陰部から覚せい剤が検出されていることについては、被告人質問で「持病があることを知っていたので五十嵐さんのバッグの中から薬を取り出し、口と性器から入れた」「飲み過ぎて性行為ができなかった」と繰り返し主張した。

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「性的興奮を増すドラッグの中には性器から注入するものも多く、石原被告の主張は無理があると言わざるをえません。まったく反省の色を見せない被告に検事は苛立ちを隠せず、何度も質問を重ねていました」(同記者)

判決はほぼ求刑通りの懲役9年

 密室での犯罪であり、覚せい剤が発見されず直接証拠に乏しかったうえ、五十嵐さんの遺体が発見される直前に石原被告と電話で薬物について会話したとされる知人男性が、公判では「(会話を)」覚えていないと証言したことなどから、裁判長の判断に注目が集まった。検察側は「(五十嵐さんに)覚せい剤を勧めたが断られたので、(石原被告が)日本酒に入れて摂取させた」「突然生命を奪われた被害者には何の落ち度もない」として懲役10年を求刑した。

閑静な住宅街の一角にある石原被告の豪邸 Ⓒ文藝春秋

 判決では、佐伯恒治裁判長は「覚せい剤という人の身体に重大な悪影響を及ぼす薬物を多量に摂取させるという犯行形態は極めて危険かつ悪質だ」とした上で「不合理な弁解に終始し、反省の態度が全く見られない」と断罪し、ほぼ求刑通りの懲役9年(求刑10年)を言い渡した。

「石原被告は逮捕当時の強面の感じから、少し痩せて諦観のような雰囲気を漂わせていましたが、支離滅裂な主張を聞いていると、裁判長が言うようにまったく反省していないように見えました」(社会部記者)

 事件発生から3年のあいだ無罪主張を続けた石原被告は拘置所の中で今、何を思うのだろうか。

2021年 事件部門 BEST5

1位:『本当は気持ちよかったんやろ』『濡れとったで』HIPHOPの人気作曲家が交際相手の連れ子(16)に対するわいせつ行為で服役中《監護者わいせつ罪で懲役2年》
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2位:「玲空斗は自然が好きだったから樹海に埋めてあげよう」口にタオルをくわえさせ後頭部で縛り殺害…“鬼畜夫婦”の残酷な犯行
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3位:「お母さーん!」女子大生がパジャマ姿で惨殺…“無口な48歳警備員”犯行の原因となった“騒音問題”
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4位:「口と性器から薬を入れた」28歳の既婚者女性を覚せい剤中毒死させた72歳“悪徳税理士”の驚くべき主張
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5位:「キスしたり、いちゃいちゃしただけ…」兵庫県の山中に“不倫相手の遺体”を捨てた35歳会社員「スピード逮捕の決め手となった“ドラレコ”の中身」
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