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歌広場の発言にH子さんは呆然
つねに金欠状態だった歌広場を、H子さんが焼肉店のアルバイトで支えた。
「『交通費がないから2000円ちょうだい』とか、『バンドで使うから1万円ちょうだい』とか。返してもらったことはありません。外食に行っても、デートで秋葉原のメイド喫茶に行っても、全部私が支払いました」
歌広場はメイド喫茶好きを公言しており、週刊文春が報じた中にもメイド喫茶で働いていた女性が複数いるが、この頃にはすでにハマっていたのだ。そして、H子さんとの交際中に歌広場が浮気をしたのも皆、メイド喫茶の店員だった。
「1人目の浮気は問い質したら認めて、その場ですぐに電話させました」
2人目のときも浮気自体は認めた歌広場。だが、彼はこともあろうに、
「両方とも別れたくない」
と言い出し、H子さんを呆然とさせたという。
以来、喧嘩が絶えなくなり、ついに我慢の限界に達したH子さん。
「彼も逆ギレして、ものを投げ合いました。『もう戻れないね』と言ったかと思ったら『別れたくない』と泣き出して……。家族にも世話になっていながら何度も浮気して、都合がいいことばかり言って。なんだか一気に冷めてしまいました」
残された3冊の卒業アルバム
次の日、歌広場は私物を残したままH子さんの家から姿を消し、1年以上に及ぶ居候生活は幕を閉じたのだった。
捨てるわけにもいかないので……と、H子さんは週刊文春の取材後、歌広場が置いていった小・中・高の卒業アルバム3冊を記者に預けていった。
下積み時代に彼女の家に居候……歌広場復帰の暁に発表される新曲は、4畳半フォーク調だったりして。