<お悩み>ホフディランのアルバムをもっと売りたい!
こんにちわ、49歳男性、ホフディランというグループで音楽をやってます。
先日、目出度く古巣ポニーキャニオンに戻って5年ぶりのニューアルバム「帰ってきたホフディラン」をリリースしました!
自分も相方も、毎日愛聴しているくらい、正真正銘ホフディランの最高傑作と自負しております。また関係者やファンからも「待っててよかった」「毎日聴いてます」など嬉しい感想をもらって、グループ内の熱もデビュー以来最高に上がってます!
そんな最高の状況の中での相談は、ずばりその売上枚数です……。
せっかくの最高傑作、一人でも多くの人に聴いてもらうには、どうしたらいいでしょうか?
今までプロモーション方法など、ほとんど相方に任せ切りだったもので、全くアイデアがなくこちらに相談してみました。
ホフディランの最高傑作を聴いてもらう方法、なにかありませんでしょうか?
(49歳 男性 ワタナベイビー)
(小宮山雄飛の回答)
最高傑作のアルバムをもっと聴いてほしい。
その気持ち、僕もホントによく分かります!
聴いてもらえさえすれば気に入ってもらえるのにって、いわゆる「聴かず嫌い」「食わず嫌い」ですよね。
以前、僕の友人にたまねぎが嫌いな人がいて、その人と仕事で名古屋に行った時に地元で30年以上続く老舗のカレー屋さん「タンドゥール」というお店に行きました。
カレーは1種類だけ、カウンターのみのザ・カレースタンドという感じのお店。
カレー好きの僕は「これは期待できそう!」とカレー辛口を、友人はカレー中辛を注文。
スタンドカレーなので、注文して速攻ででてきたカレーを一目見て、僕はこれはまずいことになったと思いました。
「めっちゃ、たまねぎ!!」
そうなんです、こちらのカレー、みじん切りの炒め玉ねぎが、これでもかとソースの中に入っていたのです。
僕からしたら、見るからに美味しそうですが、たまねぎ嫌いの友人にこれは厳しいんじゃないか……と心配に思って友人を見てみると、なんとそれと気づかずにカレーソースをご飯にかけている。
いわゆる具のたまねぎと違って、みじんぎりでソースに馴染んでるため、たまねぎ嫌いの彼は玉ねぎの存在に気づいてないようです。
(嫌いだったら、普通匂いとかで気づくだろ……)と心の中でツッコミつつも、そのまま友人を見守っていると、玉ねぎの存在に気づかぬまま、スプーンでカレーをすくってパクリと一口。
あれー、食べちゃったよー! 大丈夫かー!? と心配していたら、友人が思わぬ一言を。
「これ、美味しいねーーー!」!
美味しいんかい! 玉ねぎ嫌いじゃなかったんか!
友人の味覚に疑問を感じつつも、聞けばこちらのカレー、30Kgもの玉ねぎをしっかり炒め、仕込みだけで丸2日間かけてるんだとか。それだけに玉ねぎの甘みがしっかり溶け出し、玉ねぎ嫌いの友人でも美味しく食べれたのかもしれません。
このように、しっかり丁寧な仕事をしていれば、食わず嫌いだった人にでもいつかはしっかりその魅力が伝わるもの。
聞けばホフディランさんは活動21年ということですが、30年以上のタンドゥールさんに比べればまだまだ新人、しっかり丁寧な仕事を続けていけば、聴かず嫌いだった人だっていつかはその良さに気づいてくれるはず。慌てず焦らず、自信を持って活動を続けてください。
ちなみに、噂によるとワタナベイビーさんも玉ねぎ嫌いのようですが、ワタナベさんが先頭立って食わず嫌いの玉ねぎを克服してみせたら、聴かず嫌いの人への説得材料になるかもしれませんよ!
(きっと相方もそれを望んでるはず)
そして当読者の皆さん、まだアルバム「帰ってきたホフディラン」を聴いてなかったら、店頭でもダウンロードでも定額制でも、今すぐポチッとアルバムを聴いてみてください。
聴かず嫌いだったことを後悔しますよ!
タンドゥール
愛知県名古屋市中村区名駅4-9-10 ミヤコ地下街
052-586-2855
https://tabelog.com/aichi/A2301/A230101/23000920/