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ティアラは「無駄遣いという批判にはあたらない」

 今回はコロナ禍における国民生活や経済活動への影響を考慮されて、愛子さまのティアラの新調が見送られたが、宮内庁の西村泰彦長官は昨年11月の定例記者会見で、「ティアラは儀式の際に、女性皇族がおつけになるものとして必要なもので、それを作ることが、無駄遣いという批判にはあたらない」と述べた。

ローブ・デコルテにテーラードカラーのジャケットをお召しになった愛子さま ©JMPA

 気品がありながらシンプルな装いを選択されたのは、愛子さまご自身も、ティアラなどの装飾品とローブ・デコルテをお召しになって正装をするプロトコールの意義をよくお考えになった結果でもあったのではないかと思える。

1月1日、新年祝賀の儀であいさつを受けられる天皇皇后両陛下。愛子さまも成年皇族の初公務として参列された ©共同通信社

 皇后雅子さまは、式典の性質やご自身のお役目に、そのお召し物がふさわしいかどうか、というご視点でお召し物を選ばれるというが、同じような視点が愛子さまにも受け継がれているように感じられた。

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愛子さまの赤い着物姿

 新年らしい愛子さまの着物姿といえば、2016年1月、皇居・御所を訪れられた際などに、赤いお着物をお召しになっていたことがある。秋篠宮家の長女・眞子さんや次女・佳子さまは、学習院女子高等科の20歳の同窓会に出席し、華やかな振袖をお召しになっていた。成年を迎えられた愛子さまが、振袖姿を披露される日はいつになるのだろうか。