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西銘氏の秘書の回答は…
西銘氏に事実関係の確認を求めたところ、秘書が以下のように回答した。
「西銘は『株は返したと思う』と言っていましたが、前田社長に連絡したら、額面で50万円分保有していた。前田社長は西銘を議員にした一人ですが、お付き合いの形で持っていただけ。資産公開を訂正します」
政治家の資産公開に詳しい九州大学の斎藤文男名誉教授が指摘する。
「大臣規範はリクルート事件の反省を機に、どんなに少額でも株の保有や取引を巡って不正が起きないように大臣同士が申し合わせた約束事。単なる記載漏れと矮小化してはなりません」
閣僚の資産公開を巡っては、平井卓也デジタル相(当時)が、デジタル庁関連の事業も受注した親密企業グループの株式保有を報告しておらず、責任が問われた。岸田政権は政治とカネの透明性確保を掲げているだけに、後援企業の株式保有を報告していなかった西銘氏の問題についても対応が注目される。
1月26日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」及び1月27日(木)発売の「週刊文春」では、西銘氏の人物像や経歴、前田社長との詳しい一問一答、西銘氏が大臣として前田社長らの要望に応える様子などについて報じている。
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