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その金額分はお返ししたい
加藤理事長は西﨑氏の取材に、こう認めた。
「あれは奥さんからだったか、田中先生からだったかは記憶がはっきりしませんが、学長就任のお祝いに、英國屋の布地を頂いて、スーツを作ったことは事実です。周りにたくさん人がいたので断われず、受け取りました。ただ、私は吊るし(既製品)のスーツしか着たことがないので、値段がまるで分からず、常識的に贈り物なら1人5万円だろうと思い、そこから予想金額を(4倍の)20万円として、お返しはしました。貸し借りはないと思っていますし、お祝い金は一切受け取っていません。もし、そんなに高い(125万円の)ものなら、その金額分はお返ししたいと思います」
加藤理事長の授受が明らかになったことで、他の理事に対しても金品授受がなかったのか、注目される。
1月26日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」および27日(木)発売の「週刊文春」では、田中氏やその妻の近況、加藤理事長のさらに詳細な証言内容や、田中氏の運転手役を務める相撲部OBの証言を含む、西﨑氏のレポートを掲載する。
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