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【3歳女児放置死】母親が夢中になった“鹿児島在住の元同僚男性” 男性は「(梯が)来たけど、別れたかった」《母親が起訴事実を認める》

genre : ニュース, 社会

 2022年1月27日、3歳の長女を自宅アパートに置き去りにして旅行に出ている間に衰弱死させたとして保護責任者遺棄致死などの罪に問われている母親の梯沙希被告(26)の初公判が東京地裁で行われ、梯被告は起訴内容を認めた。

 梯被告は、2020年6月、鹿児島に8日間の旅行に出た際、当時3歳の娘・稀華ちゃんを東京・大田区の自宅アパートに鍵をかけて放置し、脱水と飢餓で死なせた罪などに問われていた。

 あまりにも痛ましい事件はなぜ起きてしまったのか。事件当時の記事を再公開する(初出:2020年7月11日 人物の年齢、肩書などは当時のまま)。

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 7月7日、3歳の長女、稀華(のあ)ちゃんを自宅に置き去りにして餓死させたとして、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕された東京都大田区在住の元居酒屋店店員・梯沙希(かけはしさき・24)容疑者。梯容疑者は勤務していた居酒屋に休暇届を出した上で、自宅の居間に稀華ちゃんを1人残したまま、居酒屋の元同僚男性と会うために6月5日から13日にかけて鹿児島に滞在していた。

梯容疑者と稀華ちゃん(梯容疑者のインスタグラムより)

5月にも4日間、鹿児島を訪れていた

「鹿児島から帰京した梯は、娘の稀華ちゃんを発見し、『娘が呼吸をしていない』と119番通報。救急隊の到着時、稀華ちゃんは1DKのリビングのマットレスの上に横たわり、すでに心肺停止の状態でした。

現場となった梯容疑者の自宅マンション ©文藝春秋

 梯は元同僚男性と会うために5月8日から11日にかけても鹿児島を訪れていて、その間、稀華ちゃんが3歳児検診を受けていなかったため、区の担当者が自宅に訪問しましたが、不在で電話も通じなかったようです」(捜査関係者)

蒲田警察署 ©文藝春秋

 愛娘である稀華ちゃんを、“男性に会いたいから”という身勝手な理由で放置し餓死させた梯容疑者は、2016年に稀華ちゃんを出産後に当時交際していた車関係の仕事をしていた男性と結婚するもすぐに離婚。それ以降は居酒屋で働きながらシングルマザーとして稀華ちゃんを育てていた。しかし梯容疑者に子供がいることはごく限られた人間しか知らなかったようだ。

 梯容疑者が通っていた都内のバー関係者が語る。