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モスバーガーで「最高額のメニュー」ってどれ? バンズまで“肉・肉”な最強ハンバーガーを食べてみた《野菜好きも大満足!》

お土産は本格スイーツを!<じゃない方のグルメ>

2022/02/03

シャキシャキのレタスがたまらない!

 うん、美味い!!

 内容的に、ただのサラダと同じように思えますが、食べると紛れもなくバーガーなのです。

 

 その秘密はレタス。レタスを幾重にも重ねていることで、噛むとシャキっとした歯応えがあり、その中からパティやソースの旨味が出てくる感じは、まさにバーガー。

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 バンズも肉も使ってないのに、やはりバーガーに行き着くところにモスバーガーの執念を感じます。

 これぞ、1972年に板橋区成増の1店舗から始めた先代櫻田慧会長のバーガー愛を感じる一品です!

緑色のバンズと特製テリマヨソース

 しかし、我々も先代会長の意思を引き継いで(全く頼まれていないのですが)、さらなる「じゃない方」を極めないといけません。

 ということで、さらなる進化系がお次。

 

「グリーンバーガー<テリヤキ>」。

 バンズは緑色のベジタブルバンズ! こちらは主要原材料に動物性素材を使わず、もちろんパティもソイパティ、さらに仏教における五葷(ごくん)も抜いた神聖なバーガーなのです。

 ちなみに五葷とは臭気の強い5種の野菜(ねぎ、らっきょう、ニラ、にんにく、たまねぎ)のこと。これならお寺を逃げ出したお坊さんが食べに来ても安心です。

 

 最後までべちゃっとしないようにと、ソースが別添えで少しずつかけられるのも嬉しいところ。

 ちなみにこのソースも動物性のものを使っていない、特製のグリーンテリマヨソースです。

 

 そして一口。美味しい!

 ソイパティの美味しさはすでに体験済みですが、バンズやソースまで植物性になっても、味の満足度は全く変わりません。

 むしろ食後感が軽く、毎日でも食べたくなる美味しさ。こんなバーガーがあるなら、出家してお坊さんになっても良い気がしてきました。