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《沖縄警察署破壊》生卵にロケット花火、壁には「しね」のラクガキも…暴徒と化した500人の少年たちが警察署を包囲 理由は「暴行“隠ぺい”疑惑」と「眼球破裂動画」

《沖縄警察署破壊》生卵にロケット花火、壁には「しね」のラクガキも…暴徒と化した500人の少年たちが警察署を包囲 理由は「暴行“隠ぺい”疑惑」と「眼球破裂動画」

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genre : ニュース, 社会

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警察からの暴行? 接触事故? 食い違う証言

「救急車が駆けつけた際に仲間たちが動画を撮影すると、警官が『撮るな』と撮影を妨げ、スマホを地面に叩き付けたそうです。その時に警官から殴られた子もいて、その様子を収めた動画も残っている。

 警察が駆け付けた救急隊員に『事故だ』と話しているのを聞いた子どもたちが事件性を訴え、『警察の隠ぺいだ』という内容をSNSに書き込みました。それが一晩で拡散されたんです。子どもたちは最初の報道が『接触事故』として扱われたのにも違和感を覚えているようです」(少年の知人の保護者)

警察署周辺には多くの若者が… 読者提供

 SNSを通じ、警察署に集まった若者は27日午後11時の段階で200人を超えていた。子どもに付き添われ、様子を窺いに行った前出の保護者が話す。

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「ほとんどが10代の少年少女で、現場の熱気は異様なものでした。このままだと2次被害がでると思い、まずは警察官に対して『少年との間に何があったのか、集まった子どもたちに少しでいいから説明してほしい』と相談したのですが『捜査中だから』の一点張りでした。バリケードを閉めて、こちらの話に聞く耳をもたなかった。そんな警察の態度を見て若者たちもしびれを切らしたのか、私の後ろから卵がどんどん投げこまれていきました」

 午前4時、暴徒と化していた若者たちは、ようやく鎮静化してそれぞれの帰路についた。集まった若者の中には、未成年で翌日に学校を控えた中高生も多かったという。

沖縄警察署には暴動翌晩も物々しい雰囲気が流れていた ©文藝春秋 撮影:上田康太郎

「文春オンライン」が沖縄県警本部に取材を申し込んだところ「(沖縄警察)署に問い合わせてほしい」と回答。沖縄警察署からは回答は得られず、今も署の門は閉ざされ、市民が気軽に立ち寄ることができない状態だった。

 現在、沖縄署は少年と警官との接触がどのようなものであったかについては「調査中」としている。また、接触と高校生のけがの因果関係についても調べているという。

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