“恐怖人事”に3選手は激怒
部屋にいたのは稲葉GM、吉村統括本部長、遠藤良平GM補佐、岩本賢一チーム統括本部副本部長の幹部たち。張り詰めた空気の中、稲葉GMは開口一番、非情な通告をした。
「来季は契約を結ばない。ノンテンダーにします」
ノンテンダーとは球団が選手に来季年俸を提示せず、市場に放出すること。事実上の“クビ”だ。冒頭の球団関係者が話す。
「吉村氏は一言も話さず、稲葉GMが淡々と告げた。稲葉GMはメディアに対して、『3選手と来季以降のプレー環境について協議した結果』と説明しているが大嘘。協議は一度もなく、選手たちは青天の霹靂だった」
過去にも数回、ノンテンダーを通告したことはあるが、協議が無いのは異例だ。この“恐怖人事”に3選手は激怒し、周囲にこう漏らしている。
「こんな酷い扱いされていいのかよ!」
「ふざけんな! どっか書いてくれないかな」
スポーツ紙デスクが言う。
「彼らは今後交渉する球団に『ウチと契約しないと行く場所はないでしょ』と待遇面で足元を見られる可能性が高い。他の選手たちも不信感を募らせ、稲葉GMと球場ですれ違っても挨拶する選手は少ないそうです」
新庄監督は野村克也氏の仏前に手を合わせたのか?
さらに新庄監督にも疑惑が――。就任の発表の10月29日、新庄監督はインスタグラムに阪神時代の恩師の故・野村克也氏の仏壇の写真を掲載。〈こんな僕が監督になれた事を改めて報告してきました〉と、さも仏前に手を合わせたかのように記した。だが、野村氏の息子・克則氏宅に話を聞きに行くと、「亡くなった直後は来ましたが、就任後は来ていませんよ」という。
日ハムに事実確認を求めたが、回答はなかった。
以上、選手の「どっか書いてくれないか」との希望通り、書かせて頂きました。