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ダンプの箱を下げ忘れて橋に激突…それでも彼女が運転手をやめなかった理由とは

笑顔もお届け、トラガール! #3

 10トンを優に超える巨大ダンプカーや、トレーラー操作もお手の物。コロナで停滞続く物流を支えるのは彼女たちだ!

有事に駆け付け! 目印は幻獣“グリフィン”――宮崎亜美さん(42歳)

 福岡のキャバクラで働いていた20歳の時、彼氏がデコトラに乗っていたんです。それでダンプに憧れて、雇われで10トンに乗るようになりました。

 

 運転は大好きですが、最初は失敗してもう降りようかなと思ったことも。現場でダンプの箱を下げ忘れたまま進んで、橋にぶつかってしまったんです。橋は弁償だし、トラックはがちゃがちゃになるし、「迷惑かけたので辞めます」と言ったけど、社長の「大丈夫!」で持ちこたえました。

 6年後、自分色のトラックが欲しくなり、中古を購入して独立。「宮崎建材」社長として十何年経ちましたが、ダンプは3台に増えています。災害時の泥運搬が多くて、福岡のほか、佐賀、熊本、大分にも。断崖絶壁を走ることも多く、ハンドル操作を間違えないよう気をつけています。

 

 私のダンプのポイントは“グリフィン”の絵柄。スウェーデンのトラックメーカー「スカニア」に憧れてて、その象徴であるグリフィンを“なんちゃって”で入れているんです(笑)。

写真=深野未季/文藝春秋

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