「トップアイドルの運営」という自覚が甘かった?
「今回に関しては乃木坂46のスタッフは、中西から撮影モデルの経歴があること自体は事前に聞いていたようです。ただ、ここまで多くの写真や動画が流出し、拡散されるとは露ほども思っていなかった。『乃木坂46のセンター』ともなれば、言ってしまえばアイドル界のトップそのもの。にもかかわらず運営の自覚が甘いというか…それだけ乃木坂46の影響力が大きくなっているということが理解できていないんです」(同前)
中西の自粛発表後、3月5日のNHK「シブヤノオト」では、現乃木坂のエースである齋藤飛鳥と山下美月が2人で代役センターを務める形で「Actually...」をパフォーマンスした。
「既に新曲のジャケット写真は解禁してしまっているため、そちらは差し替えようがない。一方で、まだ世に出ていない多数のティザー映像などは急遽、別メンバーで撮り直しをしているそうです」(同前)。
想像以上に重い“乃木坂46の新センター”という肩書
想定外の事態を受けて、ドタバタの対応を迫られているようだ。一部のメンバーからは、こういった泥縄式の対応への不満も出ているという。
「初舞台となった『お見立て会』で中西が尾崎豊さんの『I LOVE YOU』を歌った時、高い歌唱力に視聴者はいたく感激していた。確かに保守的な一部のファンからは中西の加入に対する抵抗もありましたが、既に中西の復帰を待ちわびているファンも多い。一方で、坂道グループ以外の別グループのファンや、野次馬の様なネットユーザー達がいまだにSNSやネット掲示板などで中西を批判し続けている現状があります。
ただ、スタッフの中には、ファンからの後押しや若月の前例もあるため、『1カ月も自粛すれば世間はなんとかなる』と考えているような人もいる。グループの影響力の大きさに認識が追いついていない感じがしています」(同前)
“乃木坂46の新センター”という肩書は、想像以上に重かったということか。