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市長選に向けたゴーサイン
とはいえ、大泉氏が選挙に出れば、抜群の知名度、そして話題性にはことかかない。かねてから政治の世界が放っておくわけもなく、2年ほど前から、2023年の市長選への出馬説が取りざたされてきた。
ただ、当の大泉氏は周囲に「“弟の七光り”で名前が上がっているだけです」と漏らしており、謙遜の姿勢を崩さない。
また、大泉氏には国政進出への期待もある。衆院北海道8区の自民党候補・前田一男氏は、2回連続して小選挙区で落選。次期衆院選では候補が差し替えになる可能性が高い。前田氏に代わるこれといった保守系候補はいないため、大泉氏に地元経済界が白羽の矢を立てているのだ。
大泉氏の行く末を左右するのが、4月の市役所人事だ。3月末までに市役所を辞めれば、市長選に向けたゴーサインとなる。一方、副市長などに抜てきされれば、市長選の可能性が薄まる。函館の政界関係者は、大泉氏の一挙手一投足から目が離せないのだ。
ただし、市長選に出れば当選確実とまで言われる中、足かせとなりかねない点もあるという。詳しくは月刊「財界さっぽろ」2022年3月号で確認いただきたい。
全国の書店で取り寄せ可能なほか、「財界さっぽろ」オンラインショップからもデジタル版が購入できる。