天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが3月17日、ご成年に際しての記者会見に臨まれた。1993年のご結婚前から、“追っかけ”として雅子さまをはじめ皇室の方々のお姿を撮影し続けてきた白滝富美子さんがファインダー越しに見た、雅子さまと愛子さまのファッションへのこだわりについて、あらためて振り返る。(初出:2021/06/28 年齢、日付、呼称などは掲載当時のまま)
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雅子さまが「愛子と同じ年ですね」
白滝さんが初めて愛子さまのお姿を見たのは2002年、ご一家が葉山で静養されたときのこと。天皇陛下が雅子さまに代わって愛子さまを抱きかかえられる瞬間をカメラに収めた。実は、夏のご静養は人々との距離が自然と近づき、笑顔やお言葉を間近で見聞きできる大切な機会なのだという。
「2019年8月、那須御用邸へ向かわれる前、駅で出迎えた人々にお声がけされた両陛下と愛子さまは、ひざを曲げて相手と同じ目線で話されていたのが印象的でした。雅子さまが愛子さまと同世代の高校生に、『愛子と同じ年ですね』と優しく声をかけていらっしゃいました。那須からお帰りになる日に雅子さまがお持ちだったバッグが、布製のフォークロア調のもので、素朴でかわいらしかったんです。こういうところに雅子さまのおしゃれ心を感じますね」