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「今は正直ホッとしています」放送開始から51年…桂文枝が『新婚さんいらっしゃい!』卒業の心境を明かした

「新婚さんいらっしゃい!」の司会を51年と2カ月にわたり務め、“同一司会者によるトーク番組の最長放送”として2015年にギネス世界記録に認定された桂文枝。今年3月27日の最後の放送を前に「文藝春秋」のインタビューに応じた。

 5000組にもおよぶ新婚さんとの出会いは「全然飽きなかった」というが、なぜこのタイミングで卒業したのか。

 

「3月27日の放送を最後に、『新婚さんいらっしゃい!』を勇退することにしました。番組の司会を51年と2カ月も続けられて、今は正直ホッとしています。なんでもそうですけれども、始まりがあれば終わりがあります。番組を卒業するからといって特別な気持ちはありません。いよいよ卒業するんだなあというのが本音です。

 それ以上に自分としては、半世紀にもわたって元気にやり遂げられたのが一番うれしいですね。私はこれまでたくさんの番組に関わって、たくさんの始まりと終わりがあったわけですが、この番組がまさかここまで続くとは思いもよりませんでした。そういう意味では本当に長く続けていただいた放送局のかたや関係者のかた、そして何よりも、視聴していただいたみなさまに大変感謝しています」

 文枝を長年支え続けてきた女性パートナーたちの存在も忘れられない。歴代パートナーのなかでも、特に感謝の気持ちを伝えたかった女性がいるという。

 

「女性パートナーのかたにもたくさん助けていただきました。1971年1月に放送が始まって以来、7名のかたとご一緒しました。なかでも2人目の梓みちよさんには、僕の卒業を報告したかったです。この番組が全国でメジャーになったのは、みちよさんのおかげです。みちよさんの知名度で番組は大きくなりました。いろいろお話もしたかったですけれど、2020年にお亡くなりになりました。ご報告をできないのが心残りでなりません」