17日に行われたスピードスケート1000Mでも小平選手は10位に終わったが、李解説者は自身のインスタグラムにこう書き込んだ。
「私たちが夢見た高い場所に私たちの名前が並んでいることを忘れないようにしよう。初めて出会った10代の時から今までずっと頑張ってきたし、十分によくやったし、私たちは永遠にオリンピックチャンピオンだよ。大変だったよね、お疲れさま、本当によく頑張ったよ!」(李相花解説者のインスタグラムから)
このメッセージには「ありがとう」など日本からも多くのコメントが寄せられている。
「公正で清廉なオリンピックを披露している」と報じた中国
その後、スピードスケート・ショートトラック男子1000Mで失格となったファン選手は、男子1500Mで中国人選手をまったく寄せつけない見事なスケートで金メダルを獲得。また、16日、スピードスケート・ショートトラック男子5000Mリレーで韓国代表が12年ぶりにメダル(銀メダル)を獲得するなど快挙が続き、韓国では疑惑の判定への怒りも落ち着いた雰囲気に。
この5000Mリレーでは今、大会で引退を表明していたクァク・ユンギ選手がBTSの『ダイナマイト』を踊りながら表彰台に上がり話題となった。クァク選手は、インタビューで「もともとBTSのファンで、今大会初めに『疑惑の判定』でしんどかった時にRMから激励のメッセージをもらい、これに応えたかった」とその経緯を語っていた。
BTSのリーダーRMは、ショートトラック男子1000Mの疑惑の判定が出た後、自身のインスタグラムに失格となったファン選手のレースの写真に拍手とサムズアップのクイックリアクションをつけてアップしていた。これが中国からの反発により炎上し、さらには全世界のARMY(BTSのファン)を巻き込んで論争がヒートアップする場面もあったのだが……。
北京オリンピックもいよいよ終盤。17日には、中国共産党の機関紙『人民日報』傘下の『環球時報』が「オリンピックやワールドカップで地元びいきが明らかだった他国と違い、中国は公正で清廉なオリンピックを披露している」と報じたことが伝えられたが、閉幕後、各国の所感はどんなものになるのだろうか。