2017年、日本の各地方ではどんなニュースが報じられたのか。文春オンラインは、地域に密着する報道機関である地元紙にアンケート調査を実施しました。
それぞれの都道府県で大きく報じられたニュース第1位から3位まで、そして2017年もっとも“○○○”(笑った、泣いた、驚いた……など)ニュース、いまから注目している2018年のニュースをご紹介いただきました。
河北新報が選んだ、宮城県・東北地方のニュースは……。
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2017年重大ニュース 第1位
「<衆院選>東北の23小選挙区 自民“18”大勝、希望“1”惨敗」(10月23日)
東北6県の23小選挙区は自民党が18議席を獲得し、大勝した。希望の党は1議席にとどまり、惨敗した。希望に合流しなかった民進党系無所属などが4議席を確保し、非自民票の一定の受け皿となった。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201710/20171022_71080.html
2017年重大ニュース 第2位
「<北ミサイル>“漁場なくなる”東北の漁業関係者 憤りと無力感」(9月16日)
北朝鮮の弾道ミサイルが日本上空を通過した9月15日、多くの漁船が操業する北海道から東北にかけての海は再び緊迫した。8月29日の発射からわずか17日。「できることは何もない」「漁場がなくなる」。度重なる暴挙に、東北の漁業関係者の間で憤りと無力感が広がった。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201709/20170916_73016.html
2017年重大ニュース 第3位
「<原発事故>思い交錯 あす避難指示解除」(3月30日)
東京電力福島第1原発事故に伴う福島県浪江町、飯舘村、川俣町山木屋地区と富岡町の避難指示が一部を除いて解除される。古里に帰る喜びと将来への不安、帰還できない切なさと新天地での希望……。原発事故から6年の歳月が流れ、さまざまな感情が交錯する。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201703/20170330_13039.html
2017年“残念だった”ニュース
「<復興相失言>被災地首長“2万人の犠牲者冒涜”」(4月26日)
今村雅弘復興相が辞任する意向を固めた。自民党のパーティーで東日本大震災の被害に関し「まだ東北で良かった」と、被災者を傷つける発言をしたことの責任を取った。事実上の更迭となる。東北の被災地を深くおとしめる失言の責任を取って辞意を固めた今村復興相に対し、復興の現場に立つ自治体首長からは「犠牲者への冒涜(ぼうとく)だ」「心が傷ついた」などと怒りの声が湧き上がった。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170426_71026.html
2018年注目のニュース
東日本大震災の発生から2018年3月11日で7年になります。復興・再生はまだまだ道半ば。河北新報社にとって震災報道は2018年も最も重きを置く重要テーマであり続けます。震災7年そして震災8年目の被災地や震災と向き合う人々を多面的に見つめ、心を交わし、明日につながるニュースを発信していきます。