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【6回目の逮捕】「『従順になるように』と劇薬を処方されました」被害女性A子さん(20代)が告発する《歌舞伎町精神科医》による“薬漬け洗脳”の手口

【6回目の逮捕】「『従順になるように』と劇薬を処方されました」被害女性A子さん(20代)が告発する《歌舞伎町精神科医》による“薬漬け洗脳”の手口

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交際中は毎回性行為「ピルを捨てられた」

「会う日は毎回性行為がありました。避妊は全くしてくれなかったこともありピルを飲んでいたのですが、捨てられてしまって。この頃にはすでに伊沢先生から『結婚したい』『子どもが欲しい』と言われていたんです。私もそれも楽しそうだなって思っていました。いま思うとゾッとしますが……」

 実は伊沢容疑者は既婚者だったが、本人から「妻と2人の子供がいて離婚調停中」だと聞かされていた。年の差もあったが、2人の交際は順調に進んだようだ。しかし、出会いから半年ほどが経った昨年9月頃、“事件”が起きた。

伊沢容疑者が書いた「将来の子どもの名前」

「その日も伊沢先生の家に行ったのですが、次の日は用事があったので『今日はお泊まりできないよ』と言うと『えー!』とすごく残念がっていました。それから『これ飲んで落ち着けよ』と飲み物を出されたんです」

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 A子さんが伊沢容疑者から出された飲み物を飲んでいると、酒に酔ったような酩酊状態に陥った。「急にふらふらになって、当時の記憶がほぼない」という。

飲み物を口にすると酩酊状態に「全裸で白目に…」

「毎日のように電話をしているB子ちゃんが、この日も私に電話を何回かしてくれたみたいなんです。でも何回かけても繋がらないから、おかしいと思ってさらにかけ続けてくれました。すると何度目かで『ジュンジュンだよー』と伊沢先生が電話口に出たらしいんですね。不審に思ったB子ちゃんが伊沢先生の家に来ると、私は全裸で白目になって倒れていたそうです。

 B子ちゃんが私の顔を引っ叩いて起こそうとしたらしいんですが、全く覚えていません。朧気に、B子ちゃんが私に服を着せ、B子ちゃんの自宅にタクシーで一緒に連れ帰ってくれた記憶はあります。

 すると、伊沢先生から鬼電がかかってきて『お前帰ってこなかったらどうなるかわかってんだろうな!』と言われて。伊沢先生の怒鳴り声を聞いたのはこの時が初めてでした。『私が悪いんだ。戻らなきゃ』とフラフラしながらタクシーで戻りました。伊沢先生がご飯を作ってくれたので食べたら、また意識が飛んでしまいました」

東京クリニック ©文藝春秋

 

 尋常ではないA子さんの様子を心配したB子さんは、A子さんの両親に連絡をした。A子さんの父親が話す。

「すぐに警察に連絡して、一緒に伊沢の家に向かいました。玄関はオートロックだったのでインターホンを押したけど伊沢もA子も出ない。たまたま住民が出てきたので、そのタイミングで警察官とともに中にはいりました。B子ちゃんの案内で部屋のある階まで行きましたが、警察は『ここから先は行けない』ということで、非常階段で待つことになりました」

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