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【6回目の逮捕】「『従順になるように』と劇薬を処方されました」被害女性A子さん(20代)が告発する《歌舞伎町精神科医》による“薬漬け洗脳”の手口

【6回目の逮捕】「『従順になるように』と劇薬を処方されました」被害女性A子さん(20代)が告発する《歌舞伎町精神科医》による“薬漬け洗脳”の手口

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 薬の不適切な処方や患者女性への行為などで、伊沢容疑者はこれまでもさまざまな問題を起こし、医業停止処分も受けている。

「伊沢容疑者は診察室で女性患者を殴って傷害罪で有罪が確定し、2007年には医業停止2年の行政処分を受けました。業務停止処分中に、伊沢容疑者がリタリンという強い向精神薬を102万錠と、とんでもない量を処方していたことが発覚して大きな社会問題にもなった。

 さらに2008年11月には元患者で交際していたとみられる女性に対するストーカー規制法違反と脅迫の疑いでも逮捕されています。電話などで復縁をしつこくせまり、心の病を抱えた女性に『お前を破滅させてやる』とまで言ったようです」(医療関係者)

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伊沢容疑者からプレゼントされたペンダントをつけるA子さん

伊沢容疑者の衝撃の過去「知っていたけど…」

 実は、伊沢容疑者にこういった過去があることをA子さんは知っていたという。

「B子ちゃんから伊沢先生の過去のヤバい出来事は全部聞いていました。でも当時は『全然そういう人に見えない』と思っていたんです。この9月の事件の後、私が正気に戻った時にB子ちゃんが録音していた伊沢先生との電話でのやりとりをきかせてもらいました。伊沢先生は『テメーこの野郎』『関係ねえんだから近寄んじゃねえよ』など怒鳴っていましたが、それでも『伊沢先生が怒鳴ったのは私が悪かったからだ』『飲み物に薬を盛られたかもしれないけど、それも私のせい』だと……」

 A子さんは妄信的に伊沢容疑者を信じていた。しかしこの事件の後、伊沢容疑者はその異常な本性を次々に見せるようになったのだ――。

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