1ページ目から読む
2/2ページ目

荻野警部補は拳銃を抜こうとするが、周囲に多くの人がいることを踏まえ、まずは警棒で対抗。加藤死刑囚を人の少ない路地に追い込んだ後、拳銃を手にした。

荻野警部補:
拳銃を出して大きな声で「撃つぞ」と。それで今度は腰を低くして本当に撃つ構えをして「撃つぞ」と。それでナイフをすぐ落とした

 

加藤死刑囚は荻野警部補によって逮捕された。

ADVERTISEMENT

加藤死刑囚が語った犯行の動機は…

発生から逮捕までの2分足らずの間に7人を殺害し、10人に重軽傷を負わせた犯行。

加藤死刑囚は裁判で動機を次のように話した。

 

加藤智大死刑囚(39):
掲示板での嫌がらせをやめてほしかった

2015年、最高裁が上告を退け死刑が確定。そして事件発生から14年余りが経った今日、刑が執行された。

「なんで今日なのか…」被害者が心中を語る

刑の執行を受け、事件の被害者の一人の湯浅洋さんは
「驚きはしないですよ。いつかこういう日が来るというのがわかっていたから。ただなんで今日なのかっていうことなんですよ」

男性は、“同様の事件が起きないようなヒントが出るとすれば、まだ刑を執行しなくてもよかったかもしれない”とし、「死刑は納得だが責任を果たす時期はまだか」という質問に「そうですね。まだ彼本人も彼の起こした事件に対して分かってないと思うんですよ」と語った。

どうすれば、殺意の暴走を止められたのか。

事件は、今もさまざまな疑問を社会に投げかけている。

(「イット!」7月26日放送より)