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「夫は母の目の前でも私に暴力を振るうようになり、日本に来た目的が、永住権を得ることだったとも分かりました」
冠木氏は、生まれたばかりの娘を連れ、1年あまりで離婚の道を選ぶことに。「統一教会では離婚がご法度であり、霊界を信じていた私はこれでもう天国に行けないと覚悟しました」と打ち明ける。
「天国に行けない」二度目の合同結婚式に参加するも…
2002年、冠木氏は2度目となる合同結婚式に参加する。「夫婦にならないと天国に行けない」との教えを信じていたからだ。相手はまたしても韓国人男性。冠木氏は、日本を出て韓国へ移住した。
ところが、冠木氏の2番目の夫は当初、「8つ年上の大卒」と伝えられていたが、実際は14歳上で、学歴もデタラメ。しかもアルコールとニコチン依存症の日雇い労働者だった。
「生活を始めてから、夫は私のクレジットカードを使い込みました。その返済に追われ、私は最終的に自己破産しています」(冠木氏)