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不登校も塾には通い…犯行当日の足取り
少女の事件当日の行動も次第に明らかになってきた。
中学3年の少女は20日昼ごろ、塾に行くと言って埼玉県戸田市の自宅を出た。そして、自転車で武蔵浦和駅まで来て電車に乗り、新宿駅へ向かった。
少女(15):
人目が少ないところで人を殺そうと思って場所を探していた。
自宅を出る際、凶器の包丁の他にナイフ2本を持っていた少女。新宿駅から犯行現場の神泉駅前までは直線距離で3.5kmほど。週末の繁華街を人通りが少ない場所を探しながら歩き続けていたのだろうか。
少女を知る人は、最近の様子について「最近はお母さんがいつも『(少女が)部屋の中ばっかり』と言っていた」と話している。
その後の調べに対し、少女が「母親を殺そうと思ったのは最近」と供述していることが分かった。また「自分の母親と弟を殺そうと思っていた」と話し、弟については、「母が殺されたのを弟が見るのはつらいだろうから、母と弟を殺そうと思った」との趣旨の供述をしている。
少女は中学1年の3学期から不登校だったという。一方で学習支援や高校受験用の塾には、頻繁に通っていたという。
容疑を認めているという少女は、なぜ面識のない親子を襲う無差別の犯行に及んだのか。警察は動機などをさらに詳しく調べている。
(「イット!」8月22日放送)