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多大なストレスを感じることが予見されるにもかかわらず

 このように、毎年この時期になると「お前らこのクリスマスから突如正月になるという異常な状況を、どうして何の疑問もなく受け入れられるのか」と思い悩み、多大なストレスを感じることが予見されるにもかかわらず家族を連れて実家に帰り親戚と集まるという儀式をやってしまうあたりに日本社会の侘び寂びを感じます。逆に私が結婚できずに44歳独身のままだったら、いつまでも社会から切り離された孤独を抱きしめながら、年末年始も普通に仕事をしていたであろうし、人生というのはかくも先の見えない、予想もつかないものなのだな、と思うわけであります。

 そう考えておりますので、皆様もいろんな意味で良い年をお迎えください。

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