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半袖短パンで遊んでいる叶志郎君の腕などにあざ

「事件があったアパートに内田さん達が引っ越してきたのは2017年の夏くらいです。内田さんは腕だけではなく、全身に入れ墨が入っていました。トラブルになりがちだったので、あまり関わらないようにしていた住民も多いと思います。

 あるときに、叶志郎君とお母さんが私の部屋に来てくれたことがありました。叶志郎君はあの年代の子にしては変わっていて、遊ぶにも親の目ばかり気にして、お母さんの許可がないと遊ばないんです。そして夕方5時くらいになると、母子ともに『もう5時だ』という感じで焦ったようにビクビクしながら急に帰ってしまったのも印象的でした。

 その後も、半袖短パンで遊んでいる叶志郎君を見かけましたが、腕などにあざがあるんです。それが内田さんによるものなのか、お母さんによるものなのかは分かりませんでしたが気になっていましたね」

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事件があったアパート

 さらに異変は続いたという。

玄関から外に出され、大声で泣いていた

「夜勤の仕事だったので昼間に寝ていると、叶志郎君と思われる子供の泣き声があまりにもすごかった。心配になって部屋まで見に行ってみると、叶志郎君が玄関から外に出されて泣いていました。腕にはあざがあったので、『大丈夫?』と聞くと、おどおどしている様子でしっかりと会話ができませんでした。

 その後も、よく怒鳴り声が聞こえましたね。それが叶志郎君に対するものなのか、お母さんに対するものなのかはわかりません」(同前)

叶志郎君(母親のFacebookより)

 そして、内田容疑者らが引っ越してきて約半年後の2018年1月に事件が発生する。