2日、覚醒剤取締法違反の罪で起訴されていた「KATーTUN」の元メンバー、田中聖被告(36)が保釈された。保釈保証金計600万円を納付したという。
6月中旬から下旬にかけて覚醒剤を使用したとして逮捕されていた田中被告。グループ脱退後の彼に起きていた“異変”を報じた「週刊文春」の記事を再公開する。(初出:週刊文春 2022年8月18日・25日号 年齢・肩書き等は公開時のまま)
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「空き缶に穴を開けて、パイプ代わりにクサ(大麻)を吸う。30分したら次はコカイン。すぐにまたクサ、コカイン、クサ……とエンドレスでした。エッチしている間も吸ってましたよ」
そう明かすのは、元KAT-TUNの田中聖(こうき・36)と交際していたAさんだ。
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「電話番号を交換するなら20万円。信用するために払って」
今年2月に名古屋市内のホテルで覚醒剤を所持していたとして逮捕された田中。6月20日、名古屋地裁で懲役1年8カ月、執行猶予3年の判決を受けたが、わずか9日後の6月29日、千葉県柏市で覚醒剤所持の現行犯で逮捕された。
「2月の逮捕まで、田中は何度も警察の捜査から“ギリギリで”逃げ切っていた。職質されても車内に籠城したり、自宅に踏み込んでも逃亡していて所在が掴めなかったり。柏市での再逮捕時には4時間も所持品検査を拒否し続けたため、その場で令状を請求。するとズボンの内側から覚醒剤が見つかった」(社会部記者)
2017年に大麻取締法違反で現行犯逮捕されるも、不起訴処分となった田中。Aさんとはその1度目の逮捕後に知り合ったという。
「地方のライブで出会ったのですが、最初に『電話番号を交換するなら20万円。信用するために払って』と言われて。ジャニーズ時代から憧れていたので払ってしまいました」(Aさん)
以後は会うたびに「携帯が止まるから」などと言い、金の無心をしてきたという。
「会うと何かにつけて数万円払わされ、『俺に会うために10万円払う女いない?』と聞かれたこともあります。お金に加えて次第にクスリも要求し始め、『俺はチャリ(コカイン)が欲しい』『お前知り合いにプッシャー(麻薬密売人)いないんだっけ?』とメールが来るようになりました」(同前)