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特集神童は大人になってどうなったのか?

山尾志桜里、望月衣塑子を生んだ学芸大附属高 “神童少女”は大人になっても戦い続ける

山尾志桜里、望月衣塑子、香山リカ、最高裁判事、SKE48、プロボクサー

2018/01/05

「望月はネジが一本ない」とも言われます

 東京新聞記者、望月衣塑子と菅義偉官房長官とのバトルが続いている。

 菅は望月に対して、「納得できないからといって同じことを何回も繰り返し説明するのはどうかと思う」「失礼ですけど、あなたの主観に答えることは控えたいと思います」と会見で牽制する。しかし、望月はまったくひるまない。意気軒昂だ。

望月衣塑子氏 ©文藝春秋

「私の取材は際限がないので、『望月はネジが一本ない』とも言われます。でも、納得できないものは納得できない。(略)安倍一強が続く中で、驕りや歪みが政権の中枢部に生じています。いくら質問しても、菅さんには核心から逃げられますけど、質問し続けることで、真実に迫る効果はあると思います。政治家や政治部の記者が言う『禊(みそぎ)は済んだ』という感覚が、私はわからないんです。同じマスコミの番記者や若手に睨まれつつ、一歩踏み込んだ質問を投げかけていきたいですね」(「週刊現代」2017年11月18日号)

 戦いをやめるなど露ほどにも考えていない。慶應義塾大出身。

戦う姿勢を全面に打ち出すOG

香山リカ氏 ©文藝春秋

 立教大教授の香山リカ(1979年卒)は、特定秘密保護法、安保関連法案、共謀罪など安倍政権が進める政策に文字通り声を大にして反対してきた。街頭演説も数多くこなし、戦う姿勢を全面に打ち出している。

 また、在特会などが行うヘイトスピーチに対して全身で怒りを表現している。あまりに血が上りすぎ中指を立ててしまい、それがSNSで流れて物議を醸してしまうほどだった。ツイッターでは自らの立場を鮮明にする。

「ヘイトスピーチよりひどい罵声や暴言などない。何度も言うが、声の大きさや言葉の汚なさの問題ではない。民族などの属性でくくって侮蔑、排除を煽動するのがヘイトスピーチ。無言で差し出されたプラカに書いてあってもヘイトスピーチ」(2017年7月29日)。

 東京医科大出身の精神科医。

 京都大教授の高山佳奈子(1987年卒)は給料の安さにぶち切れてしまった。自らのブログで給料明細について「基本給660万円に賞与279万で年収940万円」と公開し、国立大学法人教職員の待遇改善を求めて戦った。

 高山の専門は刑法である。専門分野から戦いを挑んだ。共謀罪反対の論陣を張るなかで、「いま、国会は運営がきわめてあやしい状況。学術的な抵抗では足りない」と、街頭で安倍政権批判を声高に叫んでいる。

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