安倍晋三元総理の暗殺事件後、次々に明るみに出た自民党議員と旧統一教会との深い関係――。

 反社会的な活動を繰り広げる教団から自民党の議員たちは選挙協力を受け。また「広告塔」として利用されてきた。

 この関係に、自民党はどうけじめをつけるのか?

ADVERTISEMENT

「ポスト岸田No.1」の呼び声高い茂木敏充幹事長が文藝春秋のインタビューに応じ、旧統一教会と関係を絶つことを誓った。

茂木氏 ©文藝春秋

「一切関係を持たない」

――自民党幹事長として、旧統一教会との関係をどうするのか?

〈「旧統一教会及び関連団体とは一切関係を持たないこと、また、社会的に問題が指摘される他の団体とも関係を持たないこと」を党の方針として決定し、各議員に遵守を求めることにしました。私が本部長を務める党改革実行本部が5月に示した党運営の指針「自民党ガバナンスコード」にも新たに盛り込み、徹底したいと思います。〉

――そのチェック体制はどうなる?

〈旧統一教会と接点があった議員の説明では、「趣旨自体は問題ない」という判断で教団関係の会合に出席したり、「自分は知らなかったが事務所の判断で」祝電・秘書の代理出席をさせたりしていた模様です。

 しかし、これからは事務所任せにはしない。議員本人が責任を持って、出席が適切か、接点を持つことに問題がないかを事前にチェックする体制を、各事務所で早急に確立するよう要請します。チェック体制を強化するために、たとえばそのための研修を行うなど、党改革実行本部を中心に、党としての支援のあり方も考えているところです。〉