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全ての事件を否認し、B子ちゃんを嘘つき呼ばわり
2021年3月からはじまった第一審では、職場の部下やA子さん、B子ちゃんも出廷して性被害を訴えた。ビデオリンク方式により別室から配信されたため表情は見えなかったが、法廷内に響く被害少女の声は、確かに震えていた。
「公判では主に3つの事件がとりあげられました。1件目は、2019年3月、大阪の別邸で起きた事件です。弟の学校のイベントがあったためA子さんと離れることになったB子ちゃんはひとりでヤマモト被告の別邸に宿泊することになりました。その夜、ヤマモト被告は寝室で眠っていたB子ちゃんに対し、胸や股を舐め、ジェル(ローション)や電動マッサージ器で体を弄んだ。その際、嫌がるB子ちゃんに挿入も試みている。
2件目は家族旅行で沖縄に行った際、深夜寝ている弟の隣でB子ちゃんに口淫を強要した事件です。さらに3件目として和歌山の別荘で、A子さんが昼寝をしている隙にジャグジーで口淫を迫った事件がとりあげられました。
ヤマモト被告は3件の事件を全て否認し、B子ちゃんが嘘つきであり、『性にも好奇心旺盛で自身の陰茎を進んで咥えてきた』と主張しましたが、裁判では認められず第一審判決は懲役7年(求刑9年)でした。ヤマモト被告はすぐに控訴しました」(司法担当記者)